マクロ撮影をやっているともう少し撮影倍率を上げたいと思い方法を検討した。
そこでリバースレンズに延長筒を入れてみることを考え、手持ちのパーツを組み合わせて作ってみた。
BORGの延長筒があったので、その前後にステップアップリング(55−52mm)とステップダウンリング(52−55mm)を接着剤で取り付けてみた。
レンズはミノルタの28mmf3.5の古いレンズでフィルター径が55mmのものを使うために55mm−マイクロフォーサーズのリバースアダプターを八仙堂から2000円で購入していた。
さらにケンコーのマイクロフォーサーズ用の接写リングも購入していたので、間に入れるための延長筒(約65mm)を作って組み立ててみた。
写真1は組み立てたレンズ。
左側がレンズ逆付けしたもの。右側が接写リング。真ん中が作った延長筒。延長筒の右側と接写リングの間にリバースアダプターがある。
このレンズを使ってスケールを撮ってみた。
カメラはマイクロフォーサーズなので横方向が17.3mmで撮影倍率1倍となる。
写真は上から1,2,3,4
1: レンズとリバースアダプタのみ。(レンズをただ逆付けしたもの。)
左右が15.5mmなので 17.3/15.5 = 倍率1.1
2: レンズ+接写リング。
8.5mmなので 17.3/8.5 = 倍率2.1
3: レンズ+延長筒+リバースアダプター。
5mmなので 17.3/5 = 倍率3.5
4: レンズ+延長筒+リバースアダプター+接写リング。
4mmなので 17.3/4 = 倍率4.3
となった。
センサの画素数=5184×3888なので、最大倍率で撮ったものを1/4寸法(1296dot)にトリミングすると画面左右が1mmとなり、1dot=7.7ミクロンとなる。
Mixiにアップしている画像は1024dotなので、1mmのものを画面全体に拡大表示しても十分見ることが出来る。
問題はレンズ全体が長くなり先端に思いレンズが付いてバランスが悪いので何か支える方法を考えなくては。
ベローズがあればこのようなものを作らなくても済むのだが、ベローズは持ってないし、ちょっと実験するのにベローズを買うにはあまりにも高い。
さらに拡大撮影が出来るようになったが、どこまでできるかはレンズの解像度しだいだ。
でもこれでもっと何かを撮ってみよう。
写真1:組み立てたレンズ。
写真2:スケール写真。
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