https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=5939844
(長文です)
★この時期、人間が こうした悩みを深く思考するのは、以下のような理由によると思います。
■『若い頃のように、性欲に振り回されることが少なくなり、大脳新皮質も成熟して、より理論的な思考ができるようになってきた』
(よく分からないワクワク感、というものと無縁になります
)
■『社会的にも、ある程度 認められ、自分の中に自信と冷静さが備わり、「目先」 だけではなく 「ずっと先」 を思考できるようになってきた』
(「マズローの欲求5段階」 の、最上段まで来た感じです
)
■『人生の半分を過ぎ、「自分の死」 が現実味をおびてきた』
(夏休みの半分が終わると、2学期の存在を感じるようになるのと同じです
)
★いずれにせよ、この頃の中年の思考する 「人生」 は、若い頃のような
『なんとなく漠然とだが、自分の未来は無限www』 みたいな 「浮かれ」 を取り払った現実的なもので、
かつてのように、「ま、そのうち何とかなるよ
」 といった アイマイな結論では安心できない、切実なものになってきます。
また 逆に、この年齢になっても、そうした
『自分の人生を見直す、深い悩みの時期』 を迎えられないのだとしたら、残念ながら、その人の「この先の人生」に展望は無いと言えるでしょう
成功を経験し、それが安定してくる(満足する)からこそ、人は 「次」 を考えるようになる のです。
成功と無縁の人は、死ぬまでガムシャラに生きるしかなく、そこには 『立ち止まって、自分の立ち位置を再確認する』 (悩む) 余裕も無いからです
★
「自分の死」 を考慮した上での 「残りの人生についての悩み」 は、本当に切実です。
できれば、人生の「少しでも早い時点」で、
『人間は、何をもって「成功」と感じるのか?』
『死を恐れる心の正体とは?』
といった 自分の心の正体を知り、
『人生を、適切に悩める』 ようになっておきたいものです
【終わり】
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■【以下は、今回の日記に関連する、うちのサイトのページです】
『では、しあわせの 「正体」 とは?』
https://ikiruimi.net/main_3000.html
『僕らは死んで、宇宙に還(かえ)る』
https://ikiruimi.net/text/tB073.html
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