★僕のマイミクさんが、
「天国を否定することは、
弱い立場の人間の心を理解できない、
強い立場の人間の横暴(?)なのではないでしょうか…?
」
といった内容の日記を書いておられました。
その日記につけるためにコメントを書いていたのですが、
ボリュームが膨らみすぎてしまったので、
「自分の日記」としてアップすることしました(笑)
自分は、「天国は無い」という立場から、
今回の日記を書いております。
が、だからといってこの日記は、
そのマイミクさんの考えが浅い などといった、
思想否定のそれでは決して無いことを、ご理解いただきたいです。
今回も長文ですが、
皆さんの「生きている意味」の、
ヒントになってくれれば幸いです
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> (天国を信じることは) 愛する人が、死ぬことで、
> この世の苦しみから解放されて安らかにあってほしい
> 祈りだと思うのです。
僕は、「今 生きているもの」だけが、
『この世に影響を与えられる存在』 だと思っています。
仮に本当に「天国」という場があって、
そこで永遠の存在である自分を約束されたとしても、
そこにいる者たちは、
決して 『この現実に影響を与えることはできない』
のではないでしょうか?
自分に意識があるのに、
決して現実に関わることができず、
ただ「安息」だけが供給されるなんて、
あまりに恐ろしい「牢獄」です。
そんな場が本当にあったとしたら、
僕はそこを 『地獄』 と呼ぶでしょう…
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> 宗教にしろ、天国にしろ、魂にしろ
> 弱い愚かな人間が作った想像と
> 強い、賢いと自負する人間が論破していますが
> それはおごりだと思います。
宗教とは、もともと、
「死を正しく認識し、それに対する覚悟を養い、
相対的に「生」に対する感謝を発生させる、
生活の知恵の結晶」 であったと思います。
それが、一部の人間によって、
商売や政治に利用しやすくするよう、
「過激化・物語化」した結果、
「天国・地獄」などの概念が
「付随」されてきたのだと思っています
(たとえば、純粋な仏教には、天国・地獄はありません。
命はただ輪廻するだけで、そこには良し悪しは無いのです)
現代になって「天国」が論破されつつあるのは、
「賢い人間が、弱者をあざ笑うためにしている」のではなく、
『かつてズル賢い人間が、
弱者を食い物にするために作り上げた「商売部分」』 について、
『本当に真剣に「本来の宗教」を追及している人々が、
「見逃せない矛盾」として指摘している』 結果だと思うのですが…
どうでしょう?
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> 本当の賢く、強い人は
> 弱い人たちが、大事にしているものを
> ばかにしたり、壊そうとしないものですしね。
でも、それはあくまで、
『彼らがいつか、それが単なる現実逃避であったと自覚・成長して、
そこから自立することを期待しているから』 だと思います。
現代の日本社会のように、
「現実逃避をしている輩たち」が、
『天国は絶対にある!』
『天国を信じれない奴は、心が貧しい、かわいそうな人wwwwwww』
などと浮かれあがって、
逆に「現実に根をおろして地道に生きている人たち」を小バカにして、
『自己正当化に明け暮れている』ような、
本来の立場が逆転している異常社会では…
「天国は無い」という当たり前の情報は、
もっとシッカリ、
世の中に浸透させていくべきだと思っています
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★僕は、この6年ほどで、
5人ほどの家族と、
10年来の家族であった白猫を含めた 4匹の猫たち
を失っています。
それでも僕は、
「天国がある」などとは微塵も考えません
彼らが生きていた頃に残してくれた、
楽しい思い出、悲しい思い出、不愉快な思い出を、
美化せず、少しでも正確に記憶し続け、
彼らが僕に教えてくれたことを、
さまざまな形で世の中に発信・記録しているかぎり、
彼らの「心」は僕の中で生き続けますし…
彼らが火葬されて土に戻っている以上、
その「分子的存在」は、この世界に、
どんなに薄まっても、たしかに存在しているのですから
★道端に咲く花の中に…
今日食べた食事の中に…
散歩に出て見上げた青空の空気の中に…
もしかしたら、
「かつて彼らだった分子の 1つ」が、
小さく小さくまじっているかもしれない…
そう考えるだけで自分は、
なんともいえず、
「この世」がいとおしく見えてしかたがないのです
彼らがいるのは、「天国」ではありません。
『この現実世界』 です。
その事実が、僕の「明日への気力」を後押ししてくれるのです。
僕は決して、強い人間ではありません。
ただ、「本当のことに向き合いたいだけ」 の人間なのです
【終わり】
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