ユリ科アルストロメリア属の花は総称してアルストロメリアと呼ばれます。アンデス山脈の寒冷地原産で自生種は約50種ほどあるさうです。日本には1926年(大正15年)に渡来しました。花びらの斑点が特徴で、園芸品種は色とりどりでめだちます。(写真3枚目)ウ
夏に長い間咲く花にムクゲ(木槿)、キョウチクトウ(夾竹桃)、サルスベリ(百日紅)があります。咲きだす順は、夾竹桃、木槿、百日紅で、夾竹桃はもう咲いてゐます。緑地帯に一本だけ、はやくもムクゲが咲いてゐるのを見つけました。ムクゲはフヨウ属で、フ
マヘディさんがFacebookに和歌山の由良町のヤマモモ(山桃)を載せてゐました。そーかその時期かと、わが緑地帯のヤマモモを確かめに行ってきました。木にいっぱいなってゐて地面にも沢山落ちてゐました。ヤマモモは、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹で桃ではあ
カタバミ(酢漿草、片喰、傍食)はカタバミ科カタバミ属の多年草で、どこにでも見られます。日本では、ムラサキカタバミ、イモカタバミ、オオキバナカタバミなどがよく見られます。園芸種はオキザリスと呼ばれ、葉や花に特徴のあるものがいろいろあります。写
知人のAさんに頂いた朝顔が咲き始めました。原種に近いらしく、葉が芋葉(丸葉)で、普通の朝顔の葉とは違ひます。通称「シベリア朝顔」と言はれ、以下のやうな“物語”があります。Sさんはかってシベリアに抑留され、その後中国側に渡され撫順戦犯管理所に
花の形が梅に似ており、色が黄色なのでキンシバイ(金糸梅)です。6/13に紹介したビヨウヤナギ(3枚目の写真)と同じオトギリソウ科オトギリソウ属です。園芸店ではヒペリカムといふ名でよく売られてゐます。科名のオトギリソウといふ名には恐ろしい言い伝へ
緑地帯に残された竹林に今年竹が古竹に負けず育ってきました。裾の方に竹の皮の剥がれかけて付いてゐるので今年竹とわかります。今年竹は季語「若竹」の傍題です。傍題とは季語の類義語や仲間の言葉のことで、季語として扱はれます。角川俳句大歳時記で「若竹
ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の多年草で別名がモジズリ(綟摺)と呼ばれます。ほかにも「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」と呼ばれます。花が茎の周りに螺旋状に「ねじれた」たやうに咲くからネジバナ(捩花)です。右巻きと左巻
これもまた緑地帯のゲートボール場の脇の野原に咲いてゐました。黄色い花が地面に這うやうに広がって咲いてゐます。花は小さいのですが、近づいて見るとマツヨイグサ(松宵草)そっくりです。調べてみるとアカバナ科マツヨイグサ属コマツヨイグサ(小松宵草)
タンポポの花が終わった後、緑地帯の同じところに黄色い花が乱れ咲いてゐます。タンポポと間違うほどよく似た花ですが、茎がずーと長くひょろひょろしてゐます。茎には葉が付かず、地表面に葉を円形に展開してロゼットを形成します。昭和初期に入ってきたヨー
これも緑地帯のゲートボール場の脇に咲いてゐたものです。北アメリカ東部原産のカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)といふアジサイの仲間です。葉は大きくて深い切れ込みがあり、カシワの葉のように見えることから和名が付きました。花は円錐あるいはピラミッド型
5/5の当blogでハルジオン(春紫苑)の話をしました。キク科で4〜5月頃咲く、白やピンクの野草です。(3枚目の写真)今はヒメジョオン(姫女菀)が、同じ場所に入れ替はって咲いてゐます。見た目、そっくりですが、ヒメジオョンは6月から秋口まで咲くの
緑地帯の市営ゲートボール場脇に、色々な花が植えられてゐます。変ったガクアジサイ(額紫陽花)が咲き始めてゐました。ちょっと変ってゐるのは装飾花が八重咲きなのです。花数が多く、すっきりと尖った花弁に気品があります。貴婦人がダンスを踊っているやう
キョウチクトウ(夾竹桃)、ムクゲ(木槿)、サルスベリ(百日紅)は夏の花木の代表です。いづれも3〜4か月以上(6〜10月)、次から次へと咲き続けます。一番早く咲くのがキョウチクトウで、緑地帯ではもう咲き始めました。夾竹桃は、葉が竹に似てゐて、花が
オトギリソウ科の黄色いビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)が庭に咲いてゐます。よく似た花に、同じ科の蕊が金の糸のやうだと言ふキンシバイ(金糸梅)があります。ビヨウヤナギはさらに蕊に特徴があり、細かく長い蕊がとても目立つ花です。葉がヤナギに似ている
緑地帯の高町池にスイレン(睡蓮)が咲いてゐます。未の刻(午後1時~3時)に咲くというので、別名はヒツジグサ(未草)です。実際はもう少し早く巳の刻(朝9時〜11時)には咲いてゐます。それに比べるとハス(蓮)は早起きで、卯の刻(早朝5時〜7時)にはもう
辺りの道端、荒地などに生育し、日当たりのいいところを好みます。イネ科のコバンソウ(小判草)は地中海沿岸域の原産です。日本には明治時代に観賞用として渡来し、帰化植物となりました。小判に似た形の穂をつけるのでコバンソウです。ふくらんだ穂の形が俵
サボテン(仙人掌)の花は結構朝寝坊です。夕方閉じて朝に開くのですが、午前10時過ぎてもまだ閉じたまま、昼前に御目覚めでした。ウチに来て暫く花が咲かなかったですが、ここ2〜3年続けて咲くやうになりました。ウチに来たのは14年ほど前、三男が持ってゐて
今朝、新聞を取り出ると、門前に大きな鉢植えがメモ付きで置いてありました。昨日は梅雨入りで一日雨でしたが、いつ持ってこられたのでしょうか。夕刊を取りに行った時は気づかなかったので、恐らく夕方以降のことだと思はれます。ドクダミも可愛い花ですが、
懇意の雑木林にスイカズラ科タニウツギ属のハコネウツギ(箱根空木)が咲いてゐます。5月から6月にかけて咲き花は白から、薄ピンク、紅色と三段階に変化していきます。またこれら三色が一つの枝に同時につくため不思議な感じがします。似た花にベニウツギが
緑地帯の茂みに紅色の目立つザクロが咲いてゐます。原産地は、ヒマラヤからトルコにいたる西南アジア説とカルタゴなど北アフリカ説が有力です。また、南ヨーロッパ説もあり、日本には中国経由で平安時代に入ってきたとされます。漢字では「石榴」と書きますが
抜いても抜いてもと言ふよりは毟っても毟ってもですが、その甲斐なくいくらでも生えてきます。素手で抜くととても臭く、石鹸で洗ってもとれませ。(この臭い、私は嫌いではありませんが)ドクダミ(蕺草)は別名ドクダメ(毒溜め)、ジュウヤク(十薬)
近くの野原の一画にマメ科のミヤコグサ(都草)が群れ咲いてゐます。花はいかにもマメの花、といった形で、果実は小さいインゲンに似てゐます。名前の「都草」の”都”は奈良説と京都説があります。古い時代に当時の首都近郊に多く咲いてゐたの意味です。かっ