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日記一覧

早春の花木
2019年03月31日06:43

ユキヤナギ(雪柳):バラ科ですが、葉が柳の葉に似て細長く、枝いっぱいに 白い花を雪が積もったように咲かせるのが由来です。花がいっぱい散ったあとの地面も雪がパラパラと積もったように見える。別名「小米花(こごめばな)」は白い小花を米に見立てたと

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昨年知人宅から戴いたショウジョウバカマ(猩々袴)が初めて咲きました。名前は猩々のやうな色で、ロゼット状に開いた広めの葉が袴に似ていいるからださうです。ウチのは薄紫ですから、とても猩々のやうな緋色とは言へません。花の色は生育場所によって、淡紅

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椿らしかぬ変はった椿のハクジュラク(白寿楽)が咲きました。パステルカラー調のきれいな薔薇色をしてゐます。白寿楽《 桃色 八重 獅子咲き 中輪 西洋椿のような華やかな雰囲気 》幾つかの椿が集まって一つの椿を作ってゐるやうにも見えます。「獅子咲き

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クサボケ(草木瓜)
2019年03月28日06:54

果実が瓜に似ているので木になる瓜で「木瓜」と書きます。「木瓜」は「もけ」とも「ぼっくわ」とも読み、それから「ぼけ」に転訛したと言はれます。ボケにはたんなる「ボケ」と日本固有の「クサボケ」とがあり、ウチのは「クサボケ」の方です。たんなる「ボケ

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椿−クマガイ(熊谷)
2019年03月26日06:29

ウチにある椿で一番大きな品種のクマガイ(熊谷−別名光明)が咲いてゐます。全開すると花径20cmを超えるほどの大輪で、花弁も肉厚です。《葉の濃朱紅色 一重 平開咲き 梅芯 大輪 雄しべが弁化して唐子咲きになることもある 》クマガイの名は平敦盛との

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標準木
2019年03月25日06:53

桜の開花宣言は、各気象台や測候所の定めた標本木の花が5〜6輪開いた状態のときに行はれます。標準木は、気象台から近いところで、周辺の環境が変わり にくい場所にある木が選ばれています。大阪の標本木は気象台ではなく、大阪城西の丸庭園にあります。東京

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墓参り
2019年03月24日07:12

春彼岸の中日(3/21)は混むと思ひ、日をずらして昨日墓参りしてきました。ウチの墓は神式のため、仏教の行事である彼岸に墓参りする必要はありませんが、なんとなく。まはりのお墓には色とりどりの供花が供へてありますが、神式はサカキ(榊)が原則です。父

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白木蓮
2019年03月23日06:31

この暖かさで一挙にハクモクレン(白木蓮)が開きました。紫の花が咲くモクレンの白花版がハクモクレンです。ハクモクレンの弱点は、花弁に瑕がつきやすくすぐに茶色に変色することです。モクレンにはモクレン(紫木蓮)、ハクモクレン(白木蓮)、サラサモク

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アンズ(杏子/杏)
2019年03月22日06:41

昨年9月の台風21号で、ウチのアンズ(杏)の木が被害に遭いました。根元から傾きお隣に倒れましたので、植木屋さんに頼み幹を伐り、まっすぐに戻しました。植木屋さんが切り忘れたのか、細い枝がたった一本剪定されずに残っていました。(1枚目)そのたった一

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椿−ウズ(雲珠)
2019年03月21日07:07

3月も半ばを過ぎ椿が次々と咲き始めました。椿と言っても、開花時期、花弁模様、花形、咲き方、蕊形、大きさなどいろいろ異なります。紅薔薇と見まがうやうなウズ(雲珠)といふ椿が咲いてゐます。ウズ《濃紅色 八重咲き 小さい割しべ 中輪 内弁が互いに

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椿−名前わからず
2019年03月19日07:18

紅一色に見えますがよーく近づいて見ると、紅色地に濃紅色の絞りがある椿があります。椿の図鑑やら何やらで調べたのですが、名前(品種)が特定できません。地が桃色で絞りが紅いものなら見つかりました。カラニシキ(唐錦)と言ふ品種で《 淡桃色地 紅色吹

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ハルノアケボノ−春の曙 《 淡桃色 八重 抱え咲き 筒〜割りしべ 中輪 三、四重に重なる花びらは内側に丸く曲がり 全開しても蓮華咲きにはならず 最後までふっくらとした感じを失わない 別名「丸弁羽衣」、 「関西羽衣」 》「八重」は花弁数が8枚以

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椿−白い椿
2019年03月17日06:49

ウチは白い椿は少なく二品種のみでこれはその一つですが、品種名がわかりません。椿辞典風にかくと《白色 八重 蓮華咲き 筒しべ ときに旗弁 中輪 》となります。「蓮華咲き」とは花弁と花弁の間が透いていて、立体感のある花形のものです。「旗弁」とは

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今年うちの椿はよく花の付くものと付かないものとに別れました。エゾニシキ(蝦夷錦)はよくついた方のですが、花弁に瑕が多くなかなかきれいな花がえられません。この椿は1859年の「椿色は名寄食府」に載る古い品種です。紅白の絞り柄なのですが、成木になる

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ジンチョウゲ(沈丁花)
2019年03月15日06:48

ジンチョウゲ(沈丁花)は秋のキンモクセイ(金木犀)と並び称される匂いの良い木です。沈丁花の「沈」は香木の沈香のような良い匂いがあるといふ意味です。「丁」は丁子(クローブ)にそっくりの花をつけると言ふ意味です。十字型状で花びらに見える所は肉厚

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椿−ヒシカライト
2019年03月14日07:20

昨日見たら花弁や蕊に特徴がある変わり椿のヒシカライト(菱唐糸)が咲いてゐました。ヒシカライト 《 濃桃色 八重 唐子咲き 中輪 江戸期からの古典種で関西の名花 樋状に中折れした20枚ほどの花びらが蓮華咲き規則正しく並ぶ 》花全体の姿が六角形に近

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椿−カゴシマ
2019年03月13日06:47

椿には、これが椿かと思ふ変はったものがいろいろあります。ちょっとだけ変はり咲きの小輪(4〜6cm)のカゴシマ(鹿児島)が咲いてゐます。マツカサ(松笠)に白斑の入った品種を特にカゴシマと呼びます。カゴシマ 《 紅色地 白斑入り 八重咲き 松笠形 割

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馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるところから、馬が酔木と書きます。東北より南、四国、九州に分布するツツジ科の常緑性の低木です。2〜4月が開花期、新芽はやわらかな光沢のある白赤色で、花と同じくらい美しいものです。ただこの花芽は8月頃

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椿−エイラク(永楽)
2019年03月11日06:37

ウチの椿で一番好きなエイラク(永楽)が咲き始めました。《 暗紅色 一重 筒咲き 筒蕊 花糸は赤 小〜中輪 》 別名 黒侘助と言はれるように、日の当たり具合で黒い椿に見えます。花びらは肉厚で光沢があり、茶花としてとても人気があります。黒侘助とワ

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昨日は「グループホームたんぽぽ」の年に一回ある「ボランティア感謝の集い」でした。グループホームとは認知症の高齢者や障害者などが、援助や介護を受けながら共同で生活する施設。幾組ものボランティアがここでいろいろな手伝いをしています。居室や施設の

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博物館のサンシュウ
2019年03月09日06:39

博物館の庭に春を告げる花の一つサンシュウ(山茱萸)が咲き始めました。主な開花期は3月から4月上旬で、葉が芽吹く前に黄色い小花を枝いっぱいに咲かせます。満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネバナ」の別名があります。サンシュユの名前は

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ヒイラギナンテン開く
2019年03月08日06:48

緑地帯にあるヒイラギナンテン(柊南天)がやうやく開き始めました。12月頃から蕾が膨らみ冬越しをして、3月~5月頃に開花するものです。葉っぱがヒイラギに、実の付き方がナンテンに似ているためこの名前があります。もともとは台湾、中国に分布する常緑性の

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漱石の弟子、物理学者の寺田虎彦が、随筆『渋柿』でこう述べてゐます。《 今朝も庭の椿が一輪落ちていた。調べてみると、一度うつ向きに落ちたのが反転して仰向きになったことが花粉の痕跡からわかる。測定をして手帳に書きつけた。このあいだ、植物学者に会

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あるレストランの開店
2019年03月06日06:45

千里ニュータウンにはじめて人々が入居したのは昭和37年、佐竹台地区からでした。千里南公園はかつての溜池「牛ヶ首池」を中心に1963年(昭和38年)頃に開かれました。この公園ができ56年、イベントを除き、園内に飲食を売る店やスタンドが開かれた記憶があり

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椿−アルカワ
2019年03月05日06:43

ゆったりした波打つ花びらを持つ大輪の椿アルカワ(有川)が咲いてゐます。大きい花なので鵯が来て蕊を啄んでゆきます。《 紅色地 白斑入り 八重咲き やや乱れた筒しべ 中〜大輪 1695年の「花壇地錦抄」に載る古い品種 》で変はり椿です。変はり椿の所以

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椿−アカセイオウボ
2019年03月04日06:40

椿と言ったら、誰もが思い浮かぶ椿の形と色をした椿です。アカセイオウボ(赤西王母)は、その中でも見事な花色で端正な花弁と蕊をもってゐます。今年はどうしたことか花付きが悪く、わずかしか咲いてゐず残念です。《 鮮紅色 一重 筒〜ラッパ咲き 筒しべ

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椿−ヤマトニシキ2
2019年03月03日06:49

昨日紹介したヤマトニシキ(日本錦)を復習すると≪一重 平開咲き 梅芯 大輪 白色地に紅縦絞り、桃色地に縦絞り、白無地、紅無地など五色に咲き分ける 江戸末期の古文書に名のある名花 肥後椿の代表品種≫今日ご紹介するものもヤマトニシキで同じ木の別

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椿−ヤマトニシキ
2019年03月02日06:21

ヤマトニシキ(日本錦)といふ大輪咲きの椿が咲き始めました。≪一重 平開咲き 梅芯 大輪 白色地に紅縦絞り、桃色地に縦絞り、白無地、紅無地など五色に咲き分ける 江戸末期の古文書に名のある名花 肥後椿の代表品種≫「一重」は花弁数が8以下で芯が見

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椿−アカデラ(赤寺)
2019年03月01日06:33

 昨日紹介したアカダマによく似た椿も咲いてゐます。こちらは一重咲きで、数えてみたら6枚、恐らく、アカデラ(赤寺)と思はれます。アカデラは〈 濃紅〜鮮紅色 一重 筒〜ラッパ咲き 小輪 筒蕊 〉一重は「花弁数が8以下で芯が見えるもの」を指します。

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