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2020年07月03日06:29

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ブタナ

もう盛りを過ぎましたが、緑地帯の原っぱにタンポポそっくりのキク科エゾコウゾリナ属のブタナ(豚菜)が所狭しと咲いてゐます。ヨーロッパ原産で、日本には昭和初期に入ってきた帰化植物です。和名の「ブタナ」は、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものです。

別名タンポポモドキは花がそっくりだと云ふことですが、蒲公英と違って茎が長く、途中で数本に枝分かれし、それぞれの頭に直径3cmほどの黄色い花をつけるので区別はできます。原産地ではハーブとして食用にされます。全部分が食用に可能なので、豚が好むといふより人も好む植物のやうです。

葉と茎が最も利用され、若葉もクセが少なく、サラダ、茹で野菜、揚げものなどで食されるさうです。花もエディブルフラワーとして使はれ、根はタンポポと同様に、コーヒーの代替品として炒ってハーブティーとして飲まれたりもしたやうです。日本では豚菜といふ名称によってか、あまり食用にはしません。



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