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2020年04月07日06:50

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椿−エイラク


写真は(永楽)といふ《 暗紅色 一重 筒咲き 筒しべ 花糸は赤 小〜中輪 》の椿です。肉厚の花びらに光沢があり「黒椿」同様 株全体に紅紫色の色素が多く入ってゐます。陽の当たり具合で花弁が黒く見え、蕊の筒の部分が濃紅色になります。好きな椿の一つです。

植物学上、日本在来種のツバキはヤブツバキ、ユキツバキ、ワビスケツバキに分類されます。エイラクは別名クロワビスケ(黒侘助)ですが、ワビスケツバキではありません。厳密に区別すると「侘助」ではなく「侘芯椿」と呼ばれるヤブツバキ系の椿です。

ところで正真正銘のワビスケツバキは以下の2条件を満たすものに限られます。(1)親が『有楽−太郎冠者』という品種(有楽から改良された品種)(2)葯の退化した「侘芯」と呼ばれる花芯(雄しべ)をもつ。ウチには、有楽、胡蝶侘助、白侘助という「侘助」と、永楽といふ「侘芯椿」があります。



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