緑地帯にあるアセビの一部が開花を始めました。アセビの蕾は、なんと前年の8~9月ごろ枝につき、冬越しをして2月ぐらいから開花します。何のためか弱い蕾を半年も前から付けるのか分かりません。ツツジ科アセビ属の常緑低木で日本に自生し、観賞用に植栽もされてゐます。別名アシビ、アセボです。
漢字で馬酔木と書くのは、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という所から付いた名前であるとされてゐます。枝先に10cmほどの複総状の花序を垂らし、多くの白いつぼ状の花をつけます。園芸品種にピンクの花を付けるアケボノアセビなどがあります。
多くの草食哺乳類は食べるのを避けるため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなるさうです。アセビは庭園樹、公園樹に多いのですが、盆栽としても利用されます。長浜の大通寺の盆栽展が見ごたえありましたが、今はやってゐません。長生きする木で400年ものが出展されてゐました。
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