日に当たると明るく輝く、きれいな赤い椿「アカダマ」が咲き始めました。アカダマには色形に幅があり、この花が間違いなくアカダマかどうかは、やや自信がありません。椿辞典によれば 「濃紅色 八重 宝珠咲き 筒蕊、丸弁 中輪 」とあります。
「八重」は「花弁数が8枚以上で芯が見えるもの」、「宝珠咲き」は「花心部の花弁が一つに固まり、卵状に見えるもの」、「筒蕊」は「雄蕊の形状が筒状になっているもの」、「丸弁」は「花弁の先が丸くなっているもの」、中輪は「花径7〜9cm」の意味です。
奈良市の民家に古くからの原木があるさうです。色は濃紅色の単色で、絞り・ぼかしなどは一切ありません。ただ、花弁に瑕がつきやすく散るまでに完全にきれいな姿を保つものが少ないのが難です。風によって枝に摺れたり、虫や鳥に突かれたりしつく瑕です。
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