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2020年02月15日06:53

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ジンチョウゲ(沈丁花)

高町池の脇にジンチョウゲ(沈丁花)があります。一月ほど蕾状態でしたが、やっと開き始めました。香りの高い早春を告げる花です。チンチョウゲとも言はれ、原産地は中国南部で、日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされます。挿し木で容易に増えてゆきます。

赤い果実をつけますが有毒です。花の煎じ汁は、歯痛・口内炎などの民間薬として使はれてゐました。2月末ないし3月に花を咲かせることから、春の季語としてよく使はれます。蕾は濃紅色ですが、開いた花は淡紅色でおしべは黄色、枝の先に20ほどの小さな花が手毬状に固まって付きます。

沈丁花という名前は、日本で付けられた名前で漢名は「瑞香」です。香木の沈香(じんこう−特に質の良いものが伽羅)に似た良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつけるのでこの名がつけられました。かつてはどこの庭にもよく植ゑてありました。




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