田舎(宮崎県高千穂町)からラナンキュラスが送られてきました。ラナンキュラスはハナキンポウゲ(花金鳳花)のことですが、さう呼ばれることはほとんどありません。キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、西アジア〜ヨーロッパ東南部、地中海沿岸が原産です。主な開花期は3月から5月です。
薄い花びらが幾重にも重なった姿が美しい草花です。花色は赤、ピンク、オレンジ、白、黄色など豊富で、大輪種では直径15cmにもなります。キンポウゲ属の植物は500種以上が分布してゐますが、ラナンキュラスの名前で出回っているのはそのうちの1種、ラナンキュラス・アシアティクスの改良品種です。
高千穂は神話の郷で高千穂農協出荷のラナンキュラスには「あまてあらす」といふブランド名がついてゐます。温室・フレーム栽培で12〜3月に花を咲かせます。温室・フレーム栽培は俳句の季語では「室咲き(むろざき)」と称します。室咲きの「あまてらす」はとても長持ちし切り花のまま花が成長します。
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