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2020年01月30日06:58

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カワセミ

高町池には時折カワセミがやってきます。止まる木は決まってゐて3本ほど、そのどれかに止まってゐます。全長はスズメよりも大きく見えますが、嘴を除くとスズメほどでせうか。嘴が長くて、頭が大きく、頸、尾、足は短か目です。オスの嘴は黒く、メスは下嘴が赤いので雌雄の区別ができます。

カワセミは色の綺麗な鳥で人気があります。その色は色素によるものではなく構造色です。シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理です。羽毛にある微細構造により光の加減で緑や青に輝きます。それでお日様が当たらなゐないと、鼠色の冴えない鳥になってしまひます。

この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれます。特に両翼の間からのぞく背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見えるので、宝石のヒスイ(翡翠)と同じ漢字を当てられました。古くはソニドリと呼ばれていましたが、ソニとは古語で青土の意味でさうす。



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