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2019年12月15日06:28

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トウカエデの落葉

トウカエデ(唐楓・唐槭)は中国からやって来たカエデの意味です。黄色と赤が一枚の葉に同時に現れるとてもきれいなもみぢになります。園芸品種には葉がピンクから白、黄緑、緑、赤に変化する花散里(メープルレインボー)といふ虹色に葉の変はる種類があります。

葉は浅く3裂し、鴨の脚のやうで、裏面に白粉を吹きます。葉には光沢があって、もみぢ時に日にあたるととてもきれいに輝きます。春に房状の淡い黄色の花を咲かせますが、全く目立ちません。果実はカエデ同様に、種を挟み平行又は鋭角に開く2枚の翼をもってゐます。秋に風に乗って飛んでゆきます。

落葉も枯れ色になりきらず赤がそのまま残りきれいなものです。木の下の草に交わり緑と赤の綾をなすペルシャ絨毯のやうになります。成長は早く強健で高木になり、耐寒性も高く、日本では庭木の他、公園樹や街路樹としてよく用いられてゐます。写真は南公園のものです。別名は三角槭です。



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