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2019年11月19日07:08

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コキア

南千里公園の花壇にコキアが植えられてゐます。一枚目は9月に撮ったもの、二枚目は10月末に撮ったものです。三枚目は、四五日前に行ったら、刈られて干されてゐる図です。今ではコキヤと呼ぶことが多いのですが、和名はホウキギ(箒木)で、古くから親しまれた植物です。

晩秋に枯れた枝を束ねてホウキに利用していたことから付いた名前です。ご覧のやうに、夏は爽やかなグリーン色の葉ですが、秋になると真っ赤に紅葉します。秋に実る果実を食用や薬用にします。日本へは中国経由で平安時代に入って来てゐたと思はれます。

秋田の特産品「とんぶり」はこのコキアの果実を加工したものです。「とんぶり」は唐から来たブリコ(ハタハタの卵)が転じた名前だと言はれています。「畑のキャビア」とも言はれます。今は観賞用ですが、江戸時代には有用植物として農家の庭先などに広く栽培されてゐたさうです。








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