夏前は蚊ほどの大きさでしたが、ジョロウグモ(女郎蜘蛛)が産卵期を迎え大きくなってきました。雌は体の色と模様が鮮やかになってきます。ジョロウグモはオスとメスの体の大きさが極端に違い、オスの体長6〜13mm、メスの体調17〜30mmで、2倍の違いです。
女郎蜘蛛の視力は弱く、蜘蛛の巣の振動を頼りにエサを捕食するため、体の小さなオスがうっかりメスに近づこうものなら、エサと勘違いされてメスに食べられてしまいます。そのため、オスはメスの様子をうかがい、メスが捕食中にこっそり背後から近づき交配するのです。
女郎蜘蛛という名前の由来ですが、遊郭の女郎からきているという説と、大奥の高級女官であった上臈(じょうろう)からきているという説があります。私はこの蜘蛛が好きなので上臈説を採用します。写真の蜘蛛はなぜか前脚が一本無くなってゐます。どうしたのでせうか。
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