いやあ、実に面白い。
ブレーンストーミングでコロナ感染拡大に対して、できるだけ飲食店に負担をかけずに、どういう解決方法があるかをフリーに話し合ったらきっとこういう考えがでるんやろうね。
話し合っているうちは「面白い」と評価できるが、政策として実施する段階になって
大切なことは「効果」である。
ここでは二つ。
一つ目は感染防止にどれだけ効果的か。フェイスシールドが効果があるのならうちわでも同じだろうと某知事さんは答えたが、前提が間違っていて、フェイスシールドに感染防止の効果はほとんど期待できない。これは世界一最速のコンピュータである「富岳」がシミュレーションした結果のはずである。
二つ目は意識高揚の効果である。
TVCMやちらし、お店にポスターを貼ってもらうなどいろいろあるが、それをうちわでしようという発想は面白い。
ただ一点目と合わせて考えると、感染効果がないことをあたかも推奨しているように伝えてしまうため逆の働きになってしまう危険性がある。
大阪府はマスク会食を推奨しているようだが
具体的なイメージがわかない。
食事をしているときはマスクを取り、話すときはマスクを着用する?
そんな器用なことが「会食」でできるのか?
食事をしたらお酒なり飲み物を飲むでしょう。そして、話をする。それが一般市民の持つ「会食」のイメージだと思う。
そのときにいちいちマスクなどしない。
「うちわ会食」は可能だが、効果は薄そうだ。
ならば、行政のトップにある方のすべきことは、今は集団での会食は控えてくださいと
たのむか、市民に命令するかである。
そして、多くの市民は、その会食を控えましょうという方法以外に何か手立てを講じてくれるリーダーがいないかと待っているのだ。
■「うちわ会食」、兵庫県が呼びかけ 32万本を配布へ
(朝日新聞デジタル - 04月10日 19:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6479295
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