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2019年12月15日12:50

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種子法廃止で日本が「遺伝子組換え作物」の氾濫国へ!(その1)

毎年10月中旬に伊勢神宮で行われる神嘗祭(かんなめさい)は、

その年の初穂を天照大御神に奉納する五穀豊穣の感謝祭である。

このように日本人にとって「米」は古来より、神様とのパイプラインでありまさにソウルフード。

何があろうとも伝統を守り続けるべき、聖域なはずである。

しかし、2017年4月、マスコミと世論が森友学園問題一色となっている隙間を縫って、

ある法律が密やかに成立していたのである。

しかもそれは、日本の伝統と日本人の食卓の未来にとって、すごく重要なことを決める法律だ。

それが「種子法の廃止」である。

そして、2018年4月1日、ついに種子法は廃止された。

これが一体何を意味し、日本の伝統や食卓をどう脅かすのか?

理解できている日本人はどれくらい存在しているであろうか。

種子法とは、「米、麦、大豆」の種子を、国が農業団体や農家と共に

厳格に守ってきた法律でありシステムだ。

これにより私たちは、安心安全な純日本産の伝統の米を食べることができたし、

農家も安い価格で種を買うことができた。

この長年続いた法とシステムの廃止はすなわち、これまで聖域とされてきた

米の種子の自由化宣言であり、国内外の民間会社が自由に

「米、麦、大豆」の種子ビジネスに参入することを意味し、すでに、始まっているのである。

民間の種子会社の参入で何がどう変わるのか?

まず懸念するのは「モンサント型ビジネスモデル」による農業支配だ。

モンサント(2018年8月にドイツ企業バイエルンの子会社になった。日本法人は日本モンサント)

は農薬製造・遺伝子組み換え技術を有する化学品会社でありながら、

世界の種子ビジネスのトップシェアに位置する。

そのモンサントが築いたビジネスモデルとは、「種子と農薬、化学肥料をセット販売する」商法。

現状の日本でいえば、住友化学の子会社、住化アグロソリューションズが

「つくばSD」という種子で米を作らせ、収穫した米をすべて買い上げて、

セブンイレブンのおにぎり用に販売している。

こうした米は、コンビニ販売用など用途に合わせて品種改良が行われるため、

その段階でゲノム編集や遺伝子組み換えが行われる可能性も十分にあるのだそうだ。

日本では他にも、日本モンサントの「とねのめぐみ」、三井化学の「みつひかり」といった米が

今後、日本でシェアを伸ばすことが予想されるという。

政府の「ゲノム編集は遺伝子組み換えではない」という謎の見解、

それは国が「ゲノム編集は鎖を切るだけなので、遺伝子組み換えではない」

という見解を示しているからだ。

専門的になるため詳細は避けるが、ゲノム編集も遺伝子組み換えも、

結果としては「自然発生的には起こらない生命現象」をつくるという点では同じだ。

なのに「ゲノム編集は遺伝子組み換えではない」がまかり通れば、

それを抜け道にしてゲノム編集食品は米であっても表示しない、

つまり、一般人にはまったく知らせないということになる。

ここまでのことをまとめると、今後の日本には、聖域である「米」においても、

化学系の多国籍企業が参入し、将来的に農家を支配し、

食品産業と食卓を席巻する可能性が大いに高いということ。

さらには、日本は今、遺伝子組み換え食品大国になる方向にかじを取っているという現状だ。

また、野菜の種に関しても日本のスーパーで年中売られる野菜の種のほとんどが、

モンサント社など大手種子会社経由である現状が記されている。

■無意味な「遺伝子組み換えでない」の表示。日本はどうなる?

私たちは体を維持し、健康を増強するために食物を食べている。

ところがその食べ物が期待を裏切り、体を蝕み、さまざまな疾病の原因となるとしたら…

どう考えればいいのだろうか。

体は健康に維持したい。しかし食料は体を蝕んでしまう。

「食べるべきか、食べるべきでないか」と思いわずらうことになる。

ならば「安全な種から育てた食品を選ぼう」と思ったとしても、主要農産物の種を守ってきた

「主要農作物種子法」が2018年から廃止されて、種は入手が困難になっていく。

種は遺伝子組み換えのものに入れ替わり、それから育てた作物しか選べなくなる。

一見すると私たちに関係なさそうな「主要農産物種子法の廃止」が、

私たちの選択の余地をなくし、健康を維持できない可能性が高まるのだ。

■自閉症増加の原因は…

最初にデータを知っておきたい。

6歳児の自閉症児の増加とグリホサート(商品名「ラウンドアップ」除草剤)の相関グラフと、

6歳から21歳の自閉症患者の相関だ。

自閉症は遺伝的なものと言われていたが、現在では否定されている。

「母原病」とも言われ、「親の育て方の問題」とも言われていたが、現在は否定されている。

フォト

グラフを見てもわかる通り、この急増ぶりこそがその根拠だ。

遺伝子はこんなに早く広がらないし、子育てという「文化」でも

こんなに早く広がることはないからである。

現在は自閉症の原因は、化学物質汚染との関係だと考えられている。

その中で大きな可能性を持つのがグリホサートなどの有害化学物質だ。

このグリホサートを撒いても枯れない遺伝子を組み込んだ作物がモンサント社の

「遺伝子組み換え作物」で、それが使われるときには、必ずグリホサートが撒かれることになる。

■「遺伝子組み換え作物」に甘い日本の規制

自閉症はアメリカのデータだが、遺伝子組み換え作物の承認について

最も規制が甘い国はこの日本となっている。

その日本にはすでに「ミツバチの失踪問題」で脚光を浴びた

「ネオニコチノイド農薬(殺虫剤)」がたくさん撒かれている。

水に溶けやすいこの農薬が、川の上流部にも「松枯れ対策」として撒かれている。

ここでもう1つのデータを見たい。

文科省の発表した「通級による指導を受けている児童生徒数の推移(公立小・中学校合計)」

というものだ。

フォト

指導を必要とする児童数が2000年頃から増えていて、増えているのは

「注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、自閉症、情緒障害」で、

「難聴その他と言語障害」は増えていない。

■やがて、食べ物がみな毒になる…

今はまだコメや小麦に遺伝子組み換え作物は使われていない。

しかしコメは遺伝子組み換えのものが日本でも実験されていて、

小麦は2020年頃には世界的に販売される見通しがある。

「主要農産物種子法の廃止」は、私たちの安全な食を、

危険なものにする大きなきっかけとなると思う。

特に子どもたちが壊されていくかもしれない時期に、このままにしていいのかと思う。

確かに今は親の対策によって、多少は被害を低減することができる。

しかし気を配っている親ばかりではないし、生活に追われていれば考えるだけの余裕もない。

そしてこれはこの先、扉が閉ざされるように選択の余地が失われていくのだ。

人々が選択できた時期は過去のことになり、食べ物はみな毒になる。

今がその時代の変換点だと思うのだ。





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