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2019年11月11日03:51

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BEATLES 【謎の多いファーストアルバム「Please Please Me」】

■笑うジョン・レノン!!

■「Please Please Me」 BEATLES

1)モノラル盤が1963年3月22日(金)発売

2)ステレオ盤が1963年4月26日(金)発売

■本アルバムは、ビートルズのセカンドシングル

「プリーズ・プリーズ・ミー」(1963年1月11日発売)がヒットしたので、

急遽制作されることとなった。

当初はキャヴァーン・クラブで観客を前にしたライヴ録音が計画されたが、

キャヴァーン・クラブが音を録音する環境としては良くなかったので、

EMI・レコーディング・スタジオ(現:アビー・ロード・スタジオ)にて

スタジオ・ライヴ形式でのレコーディングを行なった。

セッションは、午前と午後の2回で予定され、後から夕方からのセッションが追加された。

■楽曲「Please Please Me」には、永らく幻のバージョンとなっていたテイクがあった、

幻といっても、ちゃんと正式リリースされたものだ。

このバージョンでは、ジョンが歌詞を間違え、苦笑しながらC’mon C’monの部分を

歌うというほほえましいものなのである。


■この珍品「Please Please Me」は、ステレオミックス版としてリリースされた。

アナログレコードの時代にはこちらの珍品バージョンの方が広く出回っていたが、

CD化にともない初期の曲は「モノラルの方がアーティストの意図をよく伝えている」

ということから、モノラルに統一されたため、このステレオミックスは

2009年のリマスター盤が、登場するまでCDでは聴くことができなくなっていた。

■しかし、このリミックスには謎が多い。

ステレオミックスでは、3番の歌詞をジョンが間違えている。

I know you never even try girlと歌うべきところを

Why know I never even try girlと歌ってしまっているのだが

バックのポールは正しい歌詞でコーラスしているため、ここがモヤモヤとするのだ。

■このミスに気がついたジョンは、次のC’mon C’mon を半笑いで歌っている。

ジョンは歌詞があやふやだったらしく、実はモノラルミックスの方でも

2番のWhy do I always have to say loveの部分を

Why know I ・・・と歌っている。

ただ、こちらの方はdoとknowの違いだけなので、コーラスとのずれは

よほど注意深く聴かないとわからない。

さらにステレオミックスのイントロでは、明らかにジョージのリードギターがミスをしている。

■このアルバムには、デビュー曲「Love Me Do 」も収録されている。

この曲は、オリジナル・メンバーのピート・ベストが在籍してた1962年6月6日に

一度、テスト録音が行われた上で、改めてリンゴを加えて、2週間後に録音されている。

ただし、加入間もないリンゴのドラムに不安を感じた、ジョージ・マーティンは、

セッションドラマーのアンディ・ホワイトを起用し、9月11日に再度録音に臨んだ。

この3度目のセッションでは、リンゴはタンバリンを担当しているに過ぎない。

リンゴのドラム・ヴァージョンは、15テイクを録音してようやくOKが出されたが、

最終的には、リンゴのヴァージョンが「シングル盤」としてリリースされた。

アンディ・ホワイトのヴァージョンは、このデビュー・アルバムにのみ、収録されている。

■今や貴重な、リンゴのヴァージョンの「Love Me Do 」は、解散後にリリースされた

パスト・マスターズ Vol .1に収録されている。


■ジョン・レノンの歌詞ミス比較音源!!

https://www.youtube.com/watch?v=czw8eqepir8 
 
https://www.youtube.com/watch?v=Y6vgK5gU9Hw







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