もともとは、コスモポリタニズム(英: cosmopolitanism)とは、
全世界の人々を自分の同胞ととらえる思想。
世界市民主義・世界主義とも呼ばれる。
コスモポリタニズムに賛同する人々をコスモポリタン(訳語は地球市民)と呼ぶ。
古代ギリシャのディオゲネスが初めて唱えた。その背景にはポリスの衰退により
「ポリス中心主義」が廃れたこととアレクサンドロス3世(大王)の世界帝国構想があった。
コスモポリタニズムの発展的・急進的形態として世界国家構想が挙げられる。
これは「人種・言語の差を乗り越えた世界平和には全ての国家を統合した世界国家を
建設すべきである」という考え方に立って主張されたものである。
※現在においてこの構想に似た理想を掲げている組織はEUだが、
EUはあくまでヨーロッパ圏内の統合を目指すものとされており、
世界国家或いは世界政府を志向するものではない。
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近代の人類において、一番身近に感じられ、想いを寄せる事ができるのは、
ジョン・レノン=オノ・ヨーコ の2人が提唱した、「コスモポリタン構想」かもしれない。
1. 国籍・民族などにとらわれず、世界的視野と行動力とをもつ人。世界人。国際人。
また、そのようなさま。「コスモポリタンな感覚」
2. 定住しないで、世界を彷徨い、世界を見渡し、放浪する人。
世界を股(また)にかけ、外国(人)と交際の広い人。国際人。
3. 国籍などにはこだわらないで、全世界を自国と考えている人。世界主義者。
「コスモポリタニズム」を信じる人。
現代社会においては、イスタンブールは、「一体ここはどこ?」というくらいコスモポリタンな
雰囲気らしいです。
また、アムステルダムは、開放的で多国籍な雰囲気です。
アジア人、黒人もとても多く、しかも(アメリカのように)人種別に分かれず、皆が群れてます。
彼らを見ていて国籍とか人種というものが無意味な気分になったと皆が言います。
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ジョン・レノンが、射殺され、彼をリスペクトし、楽曲を捧げたミュージシャンがいます。
「桃色吐息」の作者として有名な、「佐藤 隆」氏の、「コスモポリタン」という曲です。
イントロからの入りは、何となく「WOMAN」を彷彿させるような作り込みです。
コード展開も、ジョン・レノンが好んで使いそうな雰囲気を醸し出している名曲です。
シングル「コスモポリタン」では、ジョン・レノンを彷彿させるサウンドを聴かせてくれています。
収録アルバム:憧れは夢の中に CD (1986/3/31)
レーベル: 株式会社EMIミュージック・ジャパン
残念ながら、このアルバムは、長らく廃盤の上、「コスモポリタン」は、
何故だか、彼の現在発売中の「ベストアルバム」にも収録されておりません。
廃盤ですが、「COMME CI, COMME CA 1980-1985 セレクション・アルバム」
には、収録されており、比較的入手は可能です。
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APPLE MUSIC にサンプル音源がありました。
iTunes で配信しているようですよ。
https://music.apple.com/jp/album/415230842
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