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2022年04月30日14:59

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KKKをぶっ飛ばせ!(Death Ranch)

 白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」に復讐する黒人の姉弟の姿を、凄惨なバイオレンス描写満載で描いたリベンジホラー。1971年のアメリカ・テネシー州。無実の罪で投獄されていたブランドンは脱走し、姉のアンジェラに助けを求める。アンジェラは兄のクラレンスとともにブランドンのもとに駆け付け、彼を郊外の廃牧場にかくまう。しかし、その地域は白人至上主義団体「KKK」が活発に活動しており、特に黒人を捕らえてはその肉を食べることを趣味とする、異常な一派の拠点になっていた。3人は捕らわれてしまい、クラレンスが食われてしまう。監視の隙をつき、監禁されているアンジェラを救出することに成功したブランドンは、姉とともに復讐を開始する。(映画.comより)





<2022年4月28日 劇場鑑賞>

 R15+で、近所のシネコンでも夜だけの上映だった。あんまり知らなかったんだけど、都会のプライベートシアターで上映されている作品で、しかも時期もずれることなく田舎で上映されていると知って、俄然奮起。とにかく見ておかないともったいないという”貧乏根性”で駆け付けました。わざわざ夜にバスに乗ってね(笑)。

 結論から言うと「あまりにB級映画」。これほどベタベタなB級映画って、久しぶりかも。俳優さんも、誰も知らないし、自分が無知なだけだろうけれど、監督も知らない人。KKKの人たちも、白装束は着てるけどみんなチョロい。そもそも、KKKの人たちって、カニバリズムだったの?紹介によると実話とか。まぁ、一部そういう人たちもいたのかもしれませんね。

 主人公は(多分)無実の罪で服役中の黒人青年。でも、何らかの方法で脱獄して兄・姉に助けを求めて逃亡中。兄たちは、祖父が亡くなってからほったらかしになってるというボロ小屋が安全だから、ここで2週間ほどほとぼりを覚まそうと言います。本当に、いつ倒れるかと思うほどのボロ小屋で、こんな建物、私だったら入りません。でも、一応祖父の小屋ですよね。そんなのすぐに察知がついて逮捕されるんじゃないんですか?と思いました。舞台はマーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺された1968年から3年後の1971年。しかもKKKの本拠地テネシー州。なんと監督はイギリス人だというのに、わざわざテネシーでロケをしたとか。凝り性なのね。

 ともかく、夜な夜なKKKが集会を開いて黒人をなぶり殺しにしているような地域に、知らずに(?)やって来た黒人ファミリーが襲われる、しかし、こちらも本気で反撃する。そんな話です。映像はかなりのグロさ。血が飛ぶのは当然として、首をちぎる、腸を引っ張り出して本人に喰わす、キン○マを握りつぶして顔に塗る(私、永らく生きてきたけど、それの中身があんなに白いって知らなかった)、そしてKKKメンバーによる黒人限定カニバリズム。しかし人肉って、おいしいのかな。人なんて雑食性だし、おいしくないと思うんだけど。いや、食したことないから知らないけどね。ライターでじわじわタマを炙る、というのもありました。怖すぎる。

 大仰な音楽やスローな展開、銃弾の無駄遣いなど、素人っぽさ満載だったけど、監督が狙ってB級感出したのだったら、かなりのやり手だね。短くて見やすい長さではあったけど、これが都会のプライベートシアターで昼間にかかってるってことが驚き。へぇ〜。でも、おススメしません。


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