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2021年11月11日15:37

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ガリーボーイ(Gully Boy)

 インドで活躍するアーティスト・Naezyの実話をもとに、スラムで生まれ育った青年がラップとの出会いによって人生を一変させる姿を描いた青春サクセスストーリー。ムンバイの貧しい家庭で生まれ育った青年ムラード。両親は彼を大学へ通わせるため一生懸命に働いているが、そんな親の思いを知る由もなく、ムラードは悪友と車上荒らしに手を染め、医者の父を持つ身分違いの彼女と内緒で付き合っている。自分の人生を半ば諦めて生きてきたムラードだったが、大学構内でフリースタイルラップのパフォーマンスをしていた学生MC Sherとの出会いをきっかけに、ラップの世界にのめり込んでいく。親からの反対や友情、恋など様々な葛藤を抱えながらも、フリースタイルラップの大会で優勝を目指すムラードだったが……。「パドマーワト 女神の誕生」などボリウッドで注目を集めるランビール・シンが主演を務め、「チャンスをつかめ!」のゾーヤー・アクタルがメガホンをとった。作家・クリエイターのいとうせいこうが日本語字幕を監修。(映画.comより)







<2020年6月2日 録画鑑賞>

 長い映画だった〜。娘は劇場で見たって言ってたし、私はwowow放映だから無料だし、と思って軽い気持ちで見始めたけれど、長いのなんの(笑)。

 主演のランヴィール・シンは「パドマーワド」で見たけれど、あの時は悪役で怖〜い感じに仕上げてました。でも老け顔だから(いや実際の年齢も高いのだが)、大学生の役ってどうよ、と思いました。もう少し若々しい俳優のほうがフィットしたかも。

  貧乏ですさんだ家庭の子が、ラップに生きる希望を見出して挑戦してゆく、そんな映画なんですが、これだけ狭い家に両親・祖母・兄弟姉妹が暮らすのに、お父さん、さらに若い女性と重婚するんですね。もちろん、イスラムでは重婚が認められています。でもね、本当に貧乏で、家にあるもの(お母さんのテレビとか!)を売ってでもなけなしのお金に変えなきゃならないくらいなのに、なんで若い女の子をまた引き入れるんですか。主人公のお母さんは邪険にされ追い詰められていくし、新しいお母さんも働かなきゃならないし、こんなところへ嫁いでくる若い子もいるんだな、と思いました。そりゃインドの価値観とまた違うんでしょうけれど。

 で、ラップなんかやってる息子には「ヘラヘラしてないでしっかり勉強して稼げ」とかね、それこそボロクソに罵るんです。親戚の叔父さんも含め、大人たちのあまりな態度と固定観念、価値観には見ていてうんざりしました。それはそれなりに真実なんだろうし、いつの世も、親は息子に堅実な道を選んで欲しいのは当たり前なんだろうけれどね。でも息子の前で母親をあんなに邪険にしておいて「なによ」とも思います。傷ついてゆくのは当たり前。かわいそうすぎます。

 もちろん実話ですから、皆さんご存知のように主人公は成功します。でも、映画で描かれるのはそこまで。果たして、その後はちゃんと続けることができたのでしょうか。

 「student of the year」のアーリア・バットちゃんや、「マルガリータで乾杯を!」のカルキ・ケクランさんが出てました。私はラップのことはわからないけれど、話はちょっとうますぎる感じに見えました。ランヴィール・シンのラップもうまいとは思わなかったなぁ(失礼!ごめんなさい)。まぁでも、楽しめました。
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