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2020年11月15日15:49

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82年生まれ、キム・ジヨン(82년생 김지영)

 平凡な女性の人生を通して韓国の現代女性が担う重圧と生きづらさを描き、日本でも話題を集めたチョ・ナムジュのベストセラー小説を、「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチョン・ユミとコン・ユの共演で映画化。結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは、母として妻として生活を続ける中で、時に閉じ込められているような感覚におそわれるようになる。単に疲れているだけと自分に言い聞かせてきたジヨンだったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになってしまう。そして、ジヨンにはその時の記憶はすっぽりと抜け落ちていた。そんな心が壊れてしまった妻を前に、夫のデヒョンは真実を告げられずに精神科医に相談に行くが、医師からは本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。監督は短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。(映画.comより)









 原作は話題になったし、読んだと記憶しています。でも、なんだかわからない終わり方だったからか、あんまり覚えてなくて、今回映画を見て「こんな話だったかなぁ」とキツネにつままれたような感覚に陥りました。確かに”誰かが乗り移ってしまう”というコアな部分はその通りです。でも、夫はこんなに優しい人だったっけ??これほど思いやりのある人だったなら、絶対に記憶に残っているはず。たとえその気の使い方が的を射てないとしても、その間違った優しさすらないのが多数だと思うので(そんなことないのなら、ごめんなさい)、私ならそれ以上の贅沢は言わないかな。まぁなってみないとわからないだろうけどね。

 自分は専業主婦をやらせてもらったことはないので、主人公のように”昼間に公園でバギー片手にベンチでコーヒーを飲む”なんて経験はないけれど(育休手当がない頃は生後8週でフルタイムに復帰)、日本でもあんな風に聞こえるようにイヤミを言う若者って、いるんだろうか。あんまりそんな話、聞いたことないけれど。すごい社会だな。まぁ確かに、コーヒーくらい家で淹れればいいと思うけどね、他の人(姑とか)がいないんだったら。子供を連れてカウンターとかレジとかに並ぶ方が大変じゃないのかな。うちの子はそうだった(笑)。まぁ私が育児に慣れてなかっただけかもしれんけど。

 ともかく、原作とこれだけ違うと、受け取り方や感じ方も全然違ってくると思うので、こういう映画化ってどうなんだろうと思う。書かれた時期と映画製作の時期がずれてるってだけかもしれないけれど。でもお母さんは、よかったな。自分の娘を抱きしめるシーンには涙が出ました。韓国映画って、わりとリアルで怖いようなイメージもあるんだけど、この作品はある意味優しかったですね。まぁ元々設定があり得ない話だから、ファンタジーってことなのかもしれませんね。
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