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2020年08月01日15:43

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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(The Biggest Little Farm)

 自然を愛する夫婦が究極のオーガニック農場を作り上げるまでの8年間を追ったドキュメンタリー。ジョンとモリーの夫婦は、愛犬トッドの鳴き声が原因でロサンゼルスのアパートを追い出されてしまう。料理家である妻のモリーは、本当に体によい食べ物を育てるため、夫婦で愛犬トッドを連れて郊外の荒れ果てた農地へと移住する。都会から郊外へと生活環境がガラリと変わった2人は、自然の厳しさに直面しながらも、命の誕生と終わりを身をもって学び、動物や植物たちとともに美しいオーガニック農場を作るために奮闘の日々を送る。映画製作者、テレビ番組の監督として25年の経歴を持つジョン・チェスターが、自身と妻、そして愛犬の姿をカメラに収めた。(映画.comより)







 なめてました。実は、珍しい映画が田舎に降りてきたから見るけれど、どうせ都会で成功したそこそこの金持ちが「自然と共生したい」とかなんとか言って、道楽半分で田舎に住んでみた話なんでしょ、な〜んて思ってました。気合半分くらいで見始めた映画、これがいやいやなかなかに本格的な話だったのです。よく考えると当たり前、一昔前のドキュメンタリーのはしりの時代ならいざ知らず、今どきそんないいかげんな映画、多額のお金を使って作るわけないですよね。私のアタマが古すぎました。

 ご主人は、元々アニマルプラネットなどの数々のネイチャー番組や映画を手掛けてきたドキュメンタリーの監督。奥様は料理研究家。奥様は元々オーガニック料理に興味もあったようで、都会にいるとなかなか思うような食材が手に入りづらいと思っていた様子。そこに向いて、シェルターから譲り受けた愛犬が、さっぱり人の愛情に慣れずに夜中に吠えるなどの迷惑行動を繰り返し、とうとうアパートから出てゆかねばならなくなるに至って、「じゃぁ思い切って未開の広〜い土地に住んでみよう」ということになったようです。

 知識もあっただろうし、覚悟はしていたでしょう。しかし、自然災害から動物たちの体調まで、本当に次から次へとよくこれだけのことが起きる、と思うほど問題の連発で、映画を見ながら「この人たち、いつ眠ってるんだろう」と本気で心配しました(笑)。アドバイザーの住み込み男性を雇ってはあったものの「ジョンを呼んで来て」と、呼ばれ続けそのたびに飛んで来て真摯に向き合うご主人、本当に寝る暇もなかったんじゃなかろうか。根性あると思いました。なかなか”好き”だけではできないことでしょうね。私、素人なので詳しいことはちゃんと記せないけど。

 もちろん、彼らの物語はずっと続いています。後半では息子さんも生まれていましたし。とはいえ、きっと今でも問題続発なんだろうなぁ。でも”あるがままに生きる”、やっぱり楽しそうです。根性なしの私にはまねできないけれど。



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