ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテ(於:バロックザール)
表題はネヴィル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団のヴィヴァルディに四季のレコードについて、吉田秀和が評した言葉だが、これを今日思い出させてくれた演奏会だった。
前半はコレルリ等だったが、この躍動感はこれまで経験したかなあ・・・バッハのような深みは感じないけど楽しいですね。
後半の四季は面目躍如!ダイナミックでVERY EXCITING!この手の演奏会では珍しくスタンディングオベーションをしている女性もいました。改めて吉田秀和の本を読み直したら、「バロックとは静止した均衡ではなくて、過多から来るダイナミックな活動、躍動をさすのである」という言葉に深く納得。四季という曲はかつてイムジチの演奏で超ポピュラーなクラシックの代名詞でしたが、今はどうなのかな?日本人は季節感が好きだから特に人気があるような気もするけど。こういう演奏をこじんまりした会場で聴くのは格別ですね。
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