「7日間ブックカバーチャレンジ」の5日目。7日間7冊の本の紹介です。
川上弘美は大好きなんです。女性の小説が結構好きで、川上弘美を筆頭に、絲山秋子、小川洋子、江國香織、三浦しをん、梨木香歩、角田光代、吉本ばなな、桐野夏生、田口ランディ、宮部みゆき、柴崎友香、原田マハ、西加奈子、村田 沙耶香・・・などなど。
特に川上弘美の初期の異形なるものが出てくるヘンテコな小説が好きなんです。現実と幻想の境目があやふやになる感じがなんともいいんです。どの小説も好きで、どれを選んでもいいのですが、初期の短編集から。
出だしの文章から引き込まれていくのです。
「うまい蝦蛄を食いに行きましょうとメザキさんに言われて、ついていった」(さやさや)。
「死んでからもうずいぶんになる」(百年)
「少し前から、逃げている。一人で逃げているのではない、二人して、逃げている。」(溺レる)。
アイヨクに溺れたいアナタ。幻想の彼方へ、いざ・・・。
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