気温が下がって、過ごしやすくなってきたところで…
夏の間に放置プレイ中だった、TL-Rのブレーキ関係を修理します。
わずかながら、「お漏らし」していたので…
今回は、車体から完全に外してキッチリとフルオーバーホールをやります。
フルードを抜いて、バンジョーを外し、取付ボルトを外して
症状が出ている左側のみ摘出。
(どうせ1個づつしか作業できないので、2個とも外す必要が無い)
ブリッジボルト外し、バンジョーボルト外し、ピストン外し、シール外し。
コレでキャリパーボディ単体になるので、テッテー的に洗浄します。
今までコビりついた、ガンコでしつこい汚れを一網打尽にします。
まずはパーツクリーナーで汚れを浮かし、真鍮ブラシでゴシゴシ。
シリンダー内部はウエスやツマヨウジでゴシゴシ。
モーレツについた汚れは… スポンジヤスリ登場。
そして最後の仕上げは… マジックリン+ブラシでゴシゴシ。
うん、新品とは言わないがキレイになった。
以前から気になっていたのだが… このキャリパーのシール溝には
「鋳巣」と呼ばれるヘコミが存在しています。
鋳造成型時にガスが溜まり、そのまま硬化して内部空洞が出来る現象ですが
通常は、昨日部分に出ていない場合は基本OK。
ただし… 機能部分に出てたら即アウト、のハズ。
シール溝に来ているという事は、切削したら鋳巣が出てきたという事。
加工後のチェックをスルーし、その後に来る表面処理工程もスルー。
組付でシールを入れる際もスルーしているという事になる。
何やってんだよ、鋳物屋&加工屋である●゙レン●゙。
まあ、合わせ面に打ちキズをつけたまま組んでるくらいだから
品質面では期待してないが。
とブツブツ言いつつ、ピストンをチェックしたら
表面の硬化層が剥がれて、キズになっている…
このキズの部分がヘコんでるから、フルードが漏れても不思議ではない。
キャリパーボディは胡散臭い、ピストンは程度悪い。
これでは再組立しても症状改善は望めない。
さあ、私の明日はどっちだ??
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