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2019年12月07日22:33

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縁(えにし)

同じ課の女性のご両親が、保護猫の活動をされている事は知っていたのだが…。

ふとした事で、お宅に遊びに行く事となり、今日彼女の家に行ってまいりました。

玄関を開けると、小さな猫ちゃんがお出迎えしてくれ早くも癒されてしまいました。

部屋に上がると、数匹の猫が部屋の中を自由に行き来していて、それだけでも既に別世界の様相なのだが、2匹の子猫が足元にすり寄って来て、早くも堪らん状況に。

そんな中「この子はエイズなんですよ」と傍らにあるゲージ内に佇む小綺麗な白猫を紹介してくれました。

「埼玉県は、どう言う訳かエイズの子が多いんですよ…」との話でした。言われなければ何ら分からない程、至って普通な感じではあった。

一瞬ドキッとはしたが、人への感染がないのは、何かのテレビ番組で知っていました。

いつしか、飼ってみる気はないかと聞かれて「飼いたい気持ちはありますが、こればかりは縁なので…」と話を濁してしまった。

何故か、そのエイズの猫ちゃんを勧めてくるお母さまではあるのだが…。そして「この子は、そんなに長くは生きられないと思います。多分、10年はもたないのかと…」

飼うつもりでお邪魔した訳でもなく、ましてや寿命の話までされて、正直切なくなってしまった。猫ちゃんのまっすぐな眼差しが、私の心中を見透かしているかの様で、辛くなってしまった。

また、そんな事は知るよしもないのだろうが、相変わらず足元にすり寄ってくる子猫達と、複雑な思いもしたのだが、訪問する前には全く無かった感情が芽生え始めてる事に気が付いた。

相手に期待を持たせない程度に、その方向の話をさりげなく聞いている内に、心が揺れ動いてるのだった。

ただ、生半可な気持ちで命を預かる訳にもいかず、その気持ちは表さずに、その家を後にしました。

またいつでも遊びに来て下さい、との事だったので、近い内、お邪魔するつもりではいるのだが…縁があればいいのかと。

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