２歳Ｇ�気�増えたことが、３歳クラシックを
面白くしてくれるようになりました。
ホープフルＳの価値観が高まっていますね。
第80回 皐月賞 (Ｇ��)
中山競馬場 芝2,000ｍ ３歳 国際 定量
２歳牡馬にとってＧ�汽譟璽垢箸い┐佚租�的な
朝日杯ＦＳ(阪神Ｇ�機┝�1,600m)がありました。
このレースはかつて皐月賞同様中山競馬場での開催でした。
それでも距離が1,600mだったこともあり、このレースの
優勝馬が皐月賞を制することは、昔から少なかったんです。
とはいっても、朝日杯の優勝馬は能力が低いのではなく、
３歳クラシック路線では活躍できなくても、その後に
有馬記念などのグランプリレースやジャパンカップ、
海外Ｇ�汽譟璽垢罵ゾ，垢襪覆鼻�活躍馬を多く出しています。
昨年の朝日杯ＦＳ優勝馬は、同年でＮＨＫマイル優勝。
香港マイルでも優勝と大活躍でしたしね。
ただ…どうしても特に皐月賞につながらないんですね。
近年では開催が阪神競馬場になったことで、
さらに皐月賞から遠くなってしまったのかもしれません。
最近１０年で朝日杯ＦＳの優勝馬が皐月賞を制したのは、
７年前のロゴタイプただ一頭なんです。
逆にＧ�気砲覆訌阿�ら皐月賞にもよくつながるレースだったのが、
ホープフルＳ(中山Ｇ�機┝�2,000m)です。
皐月賞の優勝馬が多かったわけではありませんが、
皐月賞の上位入賞馬にホープフルＳ優勝馬は多かったのです。
このレース出身の馬というと、過去１０年でもレイデオロ、
ワンアンドオンリーとダービー馬が２頭。
菊花賞馬のエピファネイアもホープフルＳ出身。
そしてＧ�気乏幣紊欧気譴討�らの第２回目、昨年の優勝馬が
あのサートゥルナーリアでした。昨年は皐月賞優勝と、
有馬記念での２着。今年も活躍が期待される一頭です。
どちらの路線も出身馬が実力のある馬なので、
こういう馬たちが激突するというだけで、
皐月賞は盛り上がります。忘れてはいけないのが、
３歳になってからの主要路線から伸びてくる馬たちが、
ここに加わってくるので、さらに盛り上がってくるのです。
1枠1番 コントレイル
昨年のホープフルＳ優勝馬です。ホープフルＳの前からも、
期待度の高かった馬で、ホープフルＳの前走で、
２歳1,800mレースでの国内レコードを記録した馬です。
東スポ杯２歳Ｓ(東京Ｇ�掘┝�1,800m)では、同レースの
平均決勝タイムを２秒以上も縮める破格のレコードを記録し、
続くホープフルＳで優勝しました。
元々のパフォーマンスが目を引く上に、
そのパフォーマンス通り優勝をおさめたこと、そこに
この馬に注目が集まる理由があります。
父はディープインパクト、母系はファピアノ系で、
ケンタッキーダービー馬のアンブライドルドにつながる
血統です。アンブライドルドからアンブライドルドソングに
つながるこの流れは、日本に導入されてから人気を
博している血統で、スピードを持続するスタミナが魅力。
父系を邪魔せずに、そっとサポートするようにはたらく、
ミスプロ系の良さが現れています。
心配されるのは、ホープフルＳから休養に入り、
休養明けの一戦目ということ、加えて最内枠というのは、
どうでしょうね…という心配ですね。
4枠7番 サリオス
今度は最初になかなか皐月賞優勝につながらないのよね…と
公言してしまった、朝日杯ＦＳの優勝馬です。
ただ前述の通り、朝日杯ＦＳの優勝馬というだけで、
無視のできない高い実力を秘めている馬なんです。
この馬も朝日杯ＦＳに出走してきた時から注目馬で、
まずは独オークスの優勝馬サロミナを母に持つ馬ということ。
それと、この馬も朝日杯ＦＳの前走で、東京競馬場の1,600ｍで、
２歳馬のレコードタイムを樹立しています。
次に挙げるもう一頭も含めて、今回の注目馬上位３頭は、
東京競馬場の２歳部門のコースレコードをそれぞれ
３部門でレコードタイムを樹立してしまったんです。
サリオスは東京競馬場の２歳1,600mでのレコード。
それまでその部門でのレコードタイムを保持していたのは、
これも朝日杯ＦＳの優勝馬で、昨年は天皇賞(秋)、
マイルＣＳで２着に入ったダノンプレミアム。
スタミナの要る東京でのレコードタイムを出すということは、
それだけで地力のある証拠でもあります。
やはりその特性が出ているのか、父はハーツクライ。
母は先ほど紹介したサロミナ。その父はロミタスで、
ニジンスキー系にあたります。
ニジンスキー系なので、中距離系のスピードタイプという
印象を受けるのですが、ロミタスの父ニニスキは、
セントレジャーのような長距離レースが得意でした。
この系統には珍しく長距離向きなスタミナ特性なのかもしれません。
この馬も心配なのは、朝日杯ＦＳ以来のレースで、
休養明けの１戦目です。ひょっとすると距離適性を考えて、
主軸に置いているのはダービーなのかもしれません。
3枠6番 サトノフラッグ
３歳でのステップレースで比べると、実は勝率が異様に低いのが、
弥生賞(中山Ｇ�供┝�2,000m)なんです。その弥生賞の優勝馬
ということで、いきなり不安要素はあるのですけど、
昨年は２歳馬にもかかわらず天皇賞(秋)でも十分に通用するような
1分59秒5というこれも破格のレコードタイムを樹立しました。
昨年の２歳馬は２歳の2,000mでさらに上をいくレコードタイムが
出ていて、２歳馬のレコードタイムが続出する年でした。
東京競馬場に限定すると、同競馬場の２歳馬のレースでは、
４部門の距離全てが昨年更新されてしまいました。
今年の３歳馬はちょっとモノが違うといえるのかもしれません。
今回の皐月賞は、その頂点に君臨するトップ３が集まりました。
その３強の一角というだけで、この馬は決して無視できません。
不安要素なのは、いきなり冒頭で紹介した弥生賞優勝馬ということ。
なぜか弥生賞の優勝馬は皐月賞につながらないんですね。
一番最近でいうと、１０年前のヴィクトリアマイルまで遡り、
その前はこの昨年から改称されたこのレースの名称になっている、
ご存知ディープインパクトです。
(昨年から弥生賞は弥生賞ディープインパクト記念と改称)
弥生賞は皐月賞と同じコースですし、優勝馬には有力な馬も
極めて多いレースです。その後皐月賞を優勝した馬というと、
ディープインパクト以前だとアグネスタキオンに遡り、
弥生賞→皐月賞と優勝した馬はどれも歴史的な名馬です。
弥生賞優勝馬というだけで、マカヒキやアドマイヤムーン
といった名馬の名前が挙がり、決してレベルの低いレースでは
ないのです。ただ…皐月賞馬が意外にも出てこない。
そんな不安はありつつも、父はディープインパクト。
前走の弥生賞ディープインパクト記念でも、鞍上の武騎手が
「ディープインパクトに似た躍動感があった」
とコメントしていました。母系がカロ系なので、
ロングスパートがききやすいタイプという印象です。
ダービーでも気になる一頭になる馬だと思います。
7枠13番 ダーリントンホール
皐月賞との相性がとてもいいステップレースというのが、
共同通信杯(東京Ｇ�掘┝�1,800m)なんですよね。
なので毎年皐月賞では共同通信杯の上位組は注目します。
近１０年では共同通信杯２着以上の馬のうち、
皐月賞の優勝馬は半数にあたる５頭。本当に共同通信杯組の
皐月賞での活躍はひときわ目立っているんです。
この実績だけ見ていると、共同通信杯の優勝馬は、
それだけで無視できなくなるんですね。
父は英ダービーの優勝馬ニューアプローチ。
英愛チャンピオンＳを両制覇した名馬で、ガリレオ産駒です。
ガリレオ産駒ということはサドラーズウェルズ系にあたります。
この血統は今でも欧州のトップサイアーの一角ですし、
根強い人気と能力の高さで定評のある血統ですよね。
母父はピヴォタルで、ヌレイエフ系の流れになります。
このピヴォタルは英愛オークスを連覇したサリスカを輩出して
一躍有名になり、ヌレイエフの中でも力強さの魅力が加わった
血統という印象があります。
さて…ここまでの３頭は３頭とも不安材料がありました。
なので、この馬も一つ挙げておきます。
外国産馬ということなんですね。
かつてはクラシックレースが外国産馬の出走が認められなかった
という過去はありますけど、外国産馬や外国馬にも開放された
現代に至るまでの間でも、外国産馬がクラシック制覇をしたことが
ありません。外国産馬のクラシック制覇はクロフネやディープスカイ
でもかなわなかった夢なんです。そこがやはり…ね。
8枠17番 ヴェルトライゼンテ
もうひとつ注目するステップレースというと、
スプリングＳ(中山Ｇ�供┝�1,800m)です。スプリングＳの優勝馬…
を挙げるべきだったのですけど、こちらはその２着馬です。
なぜ２着馬の方が上かというと、その前のホープフルＳで
コントレイルに0.2秒差の２着に入った馬なんです。
ホープフルＳはコントレイルの出走で、注目は集まりましたが、
タイムとしては平均的なタイムです。ただし中山に移ってからの
ホープフルＳは、ペース的にもタフなレースが多く、
優勝馬も２着に入った馬も、それなりに力のある馬でないと、
厳しいレースが多くなりました。そんな中でコントレイルの
２着に入ったことは、実力は十分にある馬だと思います。
父はドリームジャーニーということで、これも面白いですね。
グランプリの春秋連覇を達成した名馬であり、オルフェーヴルの
兄にあたる馬でもあります。母父はバーデン大賞を連覇した
ドイツを代表する名馬アカテナンゴ。この馬からはＪＣ優勝の
ランドなどもおり、類まれなスタミナが魅力の血統です。
この馬の不安要素というと…重賞未勝利ということですね。
スプリングＳで優勝した馬の方は8枠16番 ガロアクリーク
父がキンシャサノキセキで母父がキングマンボという血統。
スプリングＳの優勝馬も気になる一頭なのですけど、
こちらは昨年のホープフルＳでコントレイルに0.6秒差
つけられての11着だったので、そこが気になってしまいます。
共同通信杯はやはり２着までは注目しておきたいので、
8枠18番 ビターエンダー 父はオルフェーヴルというところも
気になる魅力ですし、母父は米二冠馬のアフリートアレックス。
アフリート系の正当な流れの血統でタフさが魅力の血統。
重賞未勝利というところで、どうしても２番手候補ですね。
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