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2014年12月30日15:34

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清瀬市民の皆さんへのアッピール   塩見孝也(「塩見孝也と銀河の会」責任)

 アッピールの項目
(1)僕のプロフィールと駐車場労働を体験することで経験した人生の転機を報告いたします。清瀬市民への感謝の気持ちを表明いたします。
(2)丸7年間、勤務した駐車場労働を良くすることから始めます。それを、「シルバー・センター」の会員全体、市のシルバーの人々全体に広げ、もって清瀬市民の福祉の改善に繋げて行きます。
(3)シルバーの幸せを奪ってゆくのは、昔から地主であった素封家・名望家の富者の人々です。この人々の「自民党依存」の「談合政治」であります。この迫害の典型の一つが、昨年の「クレア」駐車場、シルバー労働者、30人に振りかけられてきた一大合理化攻撃であります。この理屈立てと僕ら駐車場労働者の闘いの方策と経過について、報告いたします。
(4)渋谷市政は、今年、27年度において、クレア・シルバー・労働者に、昨年の合理化攻勢を質・量的に上回る、更なる合理化攻勢を掛けようとしています。どう闘うか?僕の基本的な方策。清瀬市政の批判・改革・革新を戦略的射程に据え、「一人が万人のために」「万人が一人のために」の理念で闘います。
(5)地域での闘いを第一にして、この闘いを強化・拡大するものとして、安倍政権の国政政治に反対する市民・民衆の闘いと堅く連帯します。

 ●初めまして、僕は塩見孝也と申します。今から40数年前は、赤軍派の議長をやっていました。それで、非転向で監獄20年を過ごしました。監獄で処遇を改善する「獄中者組合」の運動に参加し、死刑廃止、冤罪者の解放、子供面会禁止条項の撤廃、厳正独居廃止などの獄中闘争をやりました。
 付け加えれば、僕は「恐ろしい人」ではありません。「週間金曜日(12月19日号)」では、「マルキストとして“クレージ−”なところはあるが、でも、憎めないんだよな、塩見さんは優しい、と誰もが言う」とフリーライター・小林蓮実さんはこう紹介して下さっています。この塩見像が真実に近い、と思います。
 僕のこの時期の信条は、「民衆に奉仕し、人間らしく、自分らしく、愛する者達のために」でした。
 僕は、もう73歳になりました。非常に、元気です。出獄し、この清瀬に妻と息子が住んでいたので、あれからもう25年、清瀬住人として生き続けて来ました。 そして、2007年年末、僕は「清瀬シルバー・人材・センター」の会員となり、駅前の市営駐車場・「クレア」に、管理人として派遣されました。67歳のことで、それから、満7年間が過ぎました。
 この駐車場は、市の特定指定管理団体である「清瀬都市開発(KK)」が管理・経営しています。僕は、ここで、人生で初めて、世間の人々、労働者が経験するような労働、生産に携わり、「労働対価」として、「配分金」という名目の、「給料」を受け取りました。嬉しかったです。それは、僅かなものでしたが、僕にとっては、人生観を変えるような価値ある出来事でした。この事件は、70年安保闘争の敗北、この敗北の総括の課題に完全にケジメがつくような、僕の人生に於ける決定的転機をもたらしてくれました。 
 今まで知らなかった、労働をすることで感じられた仕事達成の満足感、生きている充実感、安堵感のようなものを僕は感得し、本当に嬉しかったのでした。宇宙、天地、万物、いのちあるもの、このような自然に生かされ、繁栄してきた全人類、わが日本列島で生き年、生きている人々、とりわけ、近隣の隣人として、最も近しく暮らしてきた皆様方、清瀬市民の皆さんへの感謝の念で一杯となりました。この感謝の念からのお礼みたいなものとして、何かお役に立つことがあるなら、身を粉にしてもそれを実現しようと思うようになりました。
 ●僕は、このことを、差し当たってのことですが、僕の職場でのシルバー世代の駐車場労働とこれにまつわる諸関係性・諸問題をできるだけ良くすることに定めました。そして、これを、清瀬で生き抜いている多種多様なシルバーの人々の生活改善に繋いで行こうと思いました。そして、それを全市民の福祉へと広げて行こうと思いました。僕の知らないことで、清瀬の福祉について、改善してゆくべきことは、他にもたくさんあると思います。それにつきましては、おいおい知ってゆく。又そのことで、出来ること、出来ないことがあること。出来ることはすぐ取り組む、出来ないことは、そのことをはっきりさせ、極力努力する。さしあたっては≪駐車場≫のシルバーの諸問題、労働問題から始めて行こうと思いました。
 清瀬も御他聞に漏れず、少子高齢化社会となっています。清瀬人口、約7万4千人のうち二万4千人がシルバーであり、これは、人口の3割に当たります。この比重は、今後ますます高くなります。このようなシルバーの人々は、その晩年を独立・自主の気概、プライドを持ち、病気や老耄(ろうもう)にめげず幸せに生きる権利を有しています。
 この基本的権利実現の肝要策は職を持ち、シルバー世代が、労働に携わり続けることだと思います。労働に携われば、自分も社会に役立っているということで心身が刺激され、肉体的・精神的健康が維持され、経済力も現役の頃とは違うにしても、少しは保障されます。このことと一体の問題として、シルバーに付きまとう経済的貧困の打破を克服してゆく必要があります。そのために、経済力を「少し」から「相当」なものに上昇させるべく、劣悪な労働条件を打破すること。職場を明るく、健全なものにすることが必要とされている、と痛感しています。
 ●清瀬市政は、70年代の後期の社会党・共産党を中心とする革新市政の時期もありましたが、それ以前も、それ以降も江戸時代以来の地主諸氏の経済的富者、素封家・名望家を中心とする地域政治家達で担われて来ました。その政治は、国政では自民党に依拠すること、内部的には、“談合”政治を特質として来ました。 
 この特質は、民主党政権の前後は幾分、影を潜め、僕が就労した頃は、牧歌的でおおらかさがまだ残っておりました。ですが、世界と日本の資本主義経済が危機を露呈し、構造的不況の時代に入って行く、第一次、第二次の安倍政権の頃には、“談合”政治が全面化し、この政治が幅を効かせて来ました。僕の勤務する駐車場「クレア」の経営も、渋谷市長ら市役人達と「都市開発」幹部、そして、「シルバー・人材・センター」幹部の“談合”で回されて来ました。市長が、「都市開発」の社長で、市役人から、天下りした人が「開発」専務であり、「センター」事務局長も、その役所は違うにしても、そうでした。
 このような、“談合”政治には、勤労者側に、以下二つの、頸木(くびき)を課して来ます。
 一つは、「シルバーの労働は、半端労働である。老人の余生を慰める趣味的仕事である。」「従って、経営者と労働者の関係基準である、労基法ら労働三法は適用されるべきでない」「組合を作るべきではない」という、シルバーとその労働に対する限りない予断と偏見、蔑視があることです。二つは、シルバー会員は、「個人事業主」であり、雇主の仕事先と<発注>と<請負>の契約関係にあると<専断>し、普通の経営者(資本家)と労働者の関係とは違う。従って、労基法らは適用されるべきでない」という理屈であります。これは、雇主側に、シルバー労働者を隷属させようとする理屈です。又、こんなことはセンター発行の定款には記載されていません。 
 名目が「個人事業主」であろうとなかろうと、どの「会員」も賃労働を行うのですから、給与と労働条件をめぐる労働問題が普段に、シビヤーに顕在化します。従って、「会員」が労働者として労働三法に定められる権利の実行を要求して行くのは当然であります。司法は、訴訟の場合、事業主的要素も加味しますが、決して、不当労働行為に目を瞑(つむ)っているわけではありません。訴訟では、ケース・バイ・ケースで勝ったり、負けたりが実情です。
 こう言った、二つの理屈立てをベースにして、26年度(「昨年」)では、僕の職場は一大合理化の波に晒されました。
a,これまで、3人から5人で操業されてきた労働を二人にする。b,勤務日を9日から6日に減数する。c,班長、副班長、副々班長らの役は、下からではなく、上からの任命制とする、なるものでした。
 これでは、操業の安全、ひいてはお客さんの安全は保障されず、労働が強密度となり、配分金(労働給付)は、約1万円、減収となり、任命制では、お追従以外何もいえない状態になります。この合理化案が、僕ら労働者側には、何の相談もなく、突如、昨年2月、「開発」から有無と言わせない形で、提出され、「クレア」労働者は全員憤激し、反対しました。僕は、他の二人の同僚達と「3人委員会」を発足させ、「消費税の8%への増税の折から、一万円、生活費が減収するから収入は計2万円減収するし、この合理化案は認められない」と主張し、センター主催のクレア従業員総会を要求し、実現して行きました。この闘いの過程で、3人委員会はこの案は「暫定案」で「試験的にやるもの」と確認させたり、6月と7月、11月から年末・年始に掛け3人の増員、労働日の一日増加、配分金の17円増加、任命制の撤回など、数々の成果を獲得して行きました。「合理化案」に賛成し、「事業主」案に拘る人も、最近は「二人ではやれない。3人に増員すべき」と意見を変えて来ました。
 僕ら「3人委員会」の主張はこの正しさゆえに、クレア駐車場・シルバー労働者の仲間たちに浸透し、最初の10人弱くらいから、20人近くとなり、徐々に多数を占めて行きつつあります。
 ●年末から年始、2月頃までに市当局も「開発」会社も、27年度活動の大綱と予算案を確定してゆきます。これに応じて、センターも同種のことを決めて行かなければなりません。労働者側からすれば、来年度に対して、要求を決め、春闘を準備する時期に入ります。「開発」専務の谷野氏は気疲れか、合理化の実行の功績で勇退したか、否かは定かでないにしても、専務を辞任しました。ですから、27年度案を確定しようとすれば新人事が問題となります。
 この前の12月22日の班長会議では、「開発」宮林部長が参加し、驚くべき、発言をしました。「経営悪化で、会社は経営を維持できない。センターに経営を委譲したい」でした。センター事務局長は「初めて聞く事です。驚きます」と態度を留保する発言しました。これは、僕の判断するに、こういう形で、「会社」は、この提案がセンターでは、≪不可≫と見定めつつ、センターに脅しを掛けつつ、他方では、市当局にデモンストレーションをやりつつ、実際は、民間業者に、その経営の半ばくらいを委託する≪民営化≫を策すなどし、仕事場の機械化・自動化で、労働人員をこれまで以上に大幅削減することを狙っていること。  
 こうして、「開発」は駐車場無人化を射程において、このような労働者の側の非合理な人権無視の更なる大合理化を強行することを、6人の班長の前で公然と声明した、と考えます。 この背後には、市長兼「開発」社長でもある渋谷氏らが権勢を振るう談合政治の強力なバックアップがあることは明瞭です。
 こういった強力な談合政治に対して、「センター」(事務局)は、センターの定款に定めてある「シルバー世代の福祉実現」の基本理念、「共同、協同、協働」の仕事上の基本原則を守り抜くのか、この理念・原則を投げ捨て、談合政治に迎合、屈っするのか、が厳しく問われます。僕らは、「センター」が、くれぐれも基本理念、基本原則を貫抜き通し、主体性・自主性を発揮して欲しいと考え、そのように働きかけて行きます。この先にあるのは、労働者や「センター」(或いは、「開発」が生産を管理してゆく<自主管理型経営体>の創出の課題であると考えます。
 昨年、僕ら「3人委員会」を始めとするクレア駐車場労働者は、よく闘い、数々の合理化案の修正を勝ち取りました。労働者は、個人利己主義の抜けがけを許さず、「一人が万人のために」「万人が一人のために」の団結原則を持って闘えば、不当な合理化案に勝利してゆける、ことを確信して来ました。
 この<正>の教訓を土台にして足らなかったことを、反省するとすれば、あの合理化案を推進する主敵が誰か?保守反動・排外主義の国政を牛耳る安倍政権の地域版である渋谷金太郎清瀬市政であること。その奥の院に鎮座する≪談合政治≫であること。 このことに気づくのが弱かった、遅かったことです。つまり、反合理化闘争を貫き、勝利するには、自民党安倍政権の亜流である自公市政を倒す戦略的射程を持って、「開発」と闘い、センターのこれまでの活動を高く評価しつつも、他方でセンターが有す、優柔不断、二面主義を諌めて行くことに意識的でなかったこと。
 何事も保守の人間関係を最大限利用する情実的政治、昔ながらの談合政治、シルバー世代や労働者ら市民の窮状を無視する「シルバー蔑視、市民蒸し殺し」の政治、批判・反抗する人々を「村八分」にする政治は、淀んでいます。このように認識し、あくまでも市民、民衆中心の反合理化闘争を市政の問題の中心に据え、闘う姿勢が弱かった、と反省しています。
 シルバー労働者は現役労働者と労働日数や労働時間については、量的に相違するものの、その質としてある、社会的責任性、労働の集中度、密度、テクノロジーにおいては、現役労働者となんら変わりはありません。今年、27年度は清瀬市政の改革・革新を目指し、僕ら、シルバー労働者の尊厳にかけて新たな反合理化闘争を「渋谷市政改革・革新。変革」を射程において闘い抜き、クレア・シルバー会員一千人、2万4千人のシルバー世代、勤労民衆を中心とする7万4千人の全市民と連帯して進んで行こうと思います。
 又、東京・日本全国のシルバーの人々、現役の非正規雇用で苦しむ労働者達、あるいはアジア・太平洋、ひいては世界で、格差に苦しむ労働者達と連帯して、春の決戦に挑んで行きます。
 こうして、今の市政に反対する人々を「蒸し殺し」「村八分」的にする清瀬市政を打破し、シルバーを始めとする全ての市民が、直接に参加する、最高に風通しの良い、生鮮にして活力ある気風を漲らせる、市政に変えて行くこと。かつ、それを民衆中心の共同体(コンミューン)創出に繋いで行く方向に僕は全力を注ごうと思います。
 ●地域での生活・経済・福祉の闘いと中央の国政政治での市民・民衆の闘いは、双方、独立的・自主的にあるにしても同時に相補的関係性を有しています。
 この見地で、僕はあくまでも、地域での課題を第一にしつつ活動いたします。しかし、同時に、国政での市民・民衆の<反戦・平和・民主主義>の闘い、<反原発>の闘い、<より良き生活>の闘いに敬意を払い、僕は連帯します。特に、戦争には絶対的に反対いたします。 
 a,反改憲・反安保・沖縄連帯、普天間基地の辺の古への移転に反対に連帯いたします。米軍と米軍基地は外国、根本的にはアメリカ本土へ。b,原発反対・再稼動反対、テントを守ることに連帯いたします。c,戦争が出来る国に国家の統治形態を転換し、改憲を追求する安倍政治に徹底的に批判する闘いに連帯します。立憲主義・民主主義を破壊し、排外主義で戦争を準備する安倍政治に徹底的に反対する闘いに連帯いたします。特定秘密保護法の実効化を許しません。集団的自衛権法の実効化を許しません。d,富者ははますます富み、貧者はますます貧困化し、格差をますます広げるアベノミックスに反対する運動に連帯いたします。消費税10%増税絶対反対します。8%への増税絶対反対。8%を5%へ戻し、ひいては消費税を全面撤廃に賛成します。TPPに反対します。e,「地方創生」と称し、補助金を散布するというが、どういう位置づけで、どういう具合に配布するのでしょうか?その使い方をガラス張りにして公開すべきです。特に清瀬についてそうなるよう僕は尽力します。


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