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2021年12月15日20:53

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(社会)訴訟物理論

訴訟に関しては「訴訟物理論」というのがあって、裁判を通じて何か勝ち取りたい具体的なもの(訴訟物)がないと訴訟は成り立たないことになる。この裁判の場合は、「損害賠償を支払え」というのが訴訟物になっている。しかし、原告の赤木俊夫さんの妻が本当に求めていることは、夫が自殺するにいたった本当の経緯を明らかにすることだったのだ。ところが、「国は夫が自殺するにいたった本当の経緯を明らかにせよ」という要求は、訴訟物になり得ない。国はそのことを見透かし、「損害賠償を支払えですか。はい、わかりました。損害賠償をお支払いしましょう」と、訴訟物となっている要求を満たしてしまうことにしたのである。こうなれば、もはや原告は裁判を継続することができないわけだ。

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■赤木氏自殺「国の責任明らか」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6778436

 磯崎仁彦官房副長官は15日の記者会見で、森友学園を巡る決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻が損害賠償を求めた訴訟で、国側が一転して賠償責任を認めた判断について「赤木さんが公務に起因する心理的、肉体的負荷が原因で亡くなられたことについて、国の責任は明らかとの結論に至り、損害賠償請求を認めた」と述べた。
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