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2021年04月04日08:45

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(社会)住宅街の陥没事故から得られる教訓

2021年4月3日、東日本高速道路(NEXCO東日本)は、東京都調布市の住宅街で道路の陥没や空洞が見つかった問題について住民説明会を調布市内で開き、地下トンネル工事の施工ミスについて謝罪した。この説明会で、緩んだ地盤を補修する際、住民に一時的に移転を求める場合があることなどを説明した。この住民説明会は、NEXCO東の有識者委員会が、東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル直上の地盤が南北約360メートルにわたり緩んでいたとする調査結果を公表したことを受けて開かれたものである。説明会の冒頭、NEXCO東は参加した外環道沿線の住民約60人に施工ミスを謝罪した上で、新たに地盤の補修工事を行うことや、家屋の原状回復費用、工事で体調を崩した人の治療費を補償する方針を示したという。

この調布での道路等の陥没事故、およびこれに起因して住民に体調不良などが起こっていることは、重大なことを示唆していると思う。すなわち私たち人間は、自分がその上で生活を営む大地はゆるぎないもののはずだという確信を無意識のうちに持っていたのだ。そしてこの確信は、人間が健全な精神生活を送るためには、実は不可欠なものだったのではないだろうか。

この住宅街の陥没事故から得られる教訓は、リニア新幹線の建設計画にたいしても適用するべきだ。ましてや、昨今のコロナ禍のせいで、陸運にせよ空運にせよ、とにかく運輸事業というものに対する需要は低迷している。これが経済の活性化を招くなどという予見は全くの幻想にすぎないと私は思う。

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■池上彰氏、静岡リニア問題に特番で理解求める 県民の心配「知ってもらえれば」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6386756

 ジャーナリスト・池上彰氏がリニア新幹線について取材した番組『池上彰が緊急取材! どうなる!?リニア新幹線』が、24日にテレビ朝日系(後1:55〜)で放送され、池上氏からの見どころコメントが公開された。

 番組は池上氏が自ら現地に足を運び、リニア新幹線の現状を緊急取材したもので、日本の未来を支える一大プロジェクトの実現に向けて、問題解決の糸口を探るという内容。東京と名古屋をわずか40分で結ぶ「リニア中央新幹線」だが、予定された2027年の開業が非常に難しくなっている。工事が始まらない静岡県で一体何が起きているのか? その問題に迫っていく。

 今回、池上氏はリニアに初乗車し、独自の視点で取材。新型の座席から見えてきた未来の仕事スタイルとは? ジャーナリスト・池上彰氏の目に映った時速500キロの世界、日本の交通の新常識を伝える。

 収録を終えた池上氏は「これまでも静岡ローカルでは度々この問題を取り上げてきました。静岡県民は何が問題なのかということを本当によくわかっていらっしゃいます。でも今回は全国ネットですので、日本全国の人に何が問題なのかを知っていただきたいです」と呼びかけ。

 「街頭インタビューの様子を見ると、東京・大阪の人は『静岡何やってるんだ』となんとなく静岡のエゴでこういうことが起きていると漠然と思っている方が多い気がします。その時に、静岡には静岡の心配というのがあるんだよと言うことを皆さんに知ってもらえればと思います。一方で、JR東海の熱意や思いも含めて伝えることができたと思います」と伝えた。

 リニア問題のポイントとしては「自然との共生が1つのポイントです。今回のように、コロナによって経済活動が止まったら自然が復活してしまうという極めて皮肉な現状の中で、あるいは、コロナになるとリモートワークが増えるため、本当に新幹線の利用客が増えるのだろうかということを含めて、改めてあらゆる点を見直した方がいいのかなという気はします」と訴えた。
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