昨日のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)という番組でゲストコメンテイターの人が解説していたが、GoToキャンペーンは弱者救済にはならず、強者救済になってしまうのだそうだ。その理由は、例えば宿泊料金が15000円割り引かれるということになると、旅行客は「安い宿をただ同然の値段で泊まる」という選択はせずに、「高級旅館を普段よりは安く利用する」という選択をすることになるそうだ。
このため、高級旅館という体裁を持っている旅館、すなわち高度な資本を持っている旅館に利用客が流れ、GoToトラベルの恩恵が行き渡り、資本が脆弱な旅館にはほとんど恩恵が行き渡らないのだそうだ。経済学のテーマとして非常に興味深い。
もしコロナ禍で弱体化した事業者を救済するということを主眼に置くのなら、ちょっと以前にやった10万円一律給付のような施策のほうが有効だという。私も10万円一律給付のような施策をやってほしいと思う。
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■迷走するGoToトラベル 「不公平」噴出で予算枠追加
(朝日新聞デジタル - 10月14日 07:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6267575
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