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2020年08月31日11:37

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(教育)大学生にもHR(ホームルーム)を

現在、新型コロナウイルスの感染予防のため、多くの大学では授業がオンラインによる遠隔授業で行われている。この授業環境は、大学で学ぶ学生にどんな影響を与えているのだろうか。秋田大は、学生が抱えるうつや不安症状に関する調査を行い、その結果を発表した。それによると、男女ともに回答者の1割以上に中等度のうつ症状がみられたといい、相談できる人の存在や運動習慣が健康の維持に重要だとしている。

この記事を読む限り、記事が提起するテーマは「オンライン授業が学生のメンタルにどんな影響をもたらすか」ということのように読める。そして学生が受けているメンタル上の影響の深刻さ如何によっては、「オンライン授業是か非か」という問題認識に進んでいきそうな気配である。だが、私の考察によると、「オンライン授業是か非か」という視点から考察するかぎり、問題は全く解決しないと思う。

おそらくもっぱらオンライン授業で「大学教育」というものを済まされている大学生にとって、一番不安な点は、「この大学のこの教育カリキュラムで育成されて、自分はどこへ連れていかれるのだろう」、「この大学のこの教育カリキュラムで育成されて、自分はどんな人間に育っていくのだろう」という点だと思う。つまり、その大学がその学生に行っている教育の全体に責任を持つ主体が、学生の立場からは全然見えないに等しいということが、学生に不安をもたらしているのではないだろうか。

小学校、中学校、高等学校の場合は、クラス分けされ、クラス担任の先生がいた。オンライン授業が授業の主流になっている場合は、大学であっても学生に対してクラス担任の役割をになう先生の職責を新設するとよい。小学校、中学校、高等学校の場合は、授業の時間割のなかにHR(ホームルーム)という時間枠があったはずだ。大学でもこれに似たような時間を設けるとよい。HRの時間では、必ず先生と学生が一つの部屋で直(じか)に会って、先生は学生のよろず相談にのるようにする。そこでクラスメイトとも気の置けない会話を楽しむことが可能になるよう環境整備するとよい。

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■秋田大生、1割超にうつ症状
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6213781

 秋田大は28日、新型コロナウイルスの感染予防のためオンラインでの遠隔授業期間に行った、学生が抱えるうつや不安症状に関する調査結果を発表した。それによると、男女ともに回答者の1割以上に中等度のうつ症状がみられたといい、相談できる人の存在や運動習慣が健康の維持に重要だとしている。

 調査は早期に不調を抱える個人を見つけて支援することを目的に、5〜6月に実施。対象学生5111人にアンケートを行い、有効回答は2712件だった。

 調査によると、計288人に中等度以上のうつ症状か強い感情疲労がみられたという。また、20歳以上や一人暮らしの学生には不眠症のリスクが確認された。一方で、運動習慣や相談相手がいると、不調リスクの下がる傾向がみられ、相談相手がいない人は、いる人に比べ4倍以上うつとなるリスクが高かったという。

 調査に携わった同大大学院医学系研究科の野村恭子教授(公衆衛生学)は「今回の調査で得た知見をここでとどめず、他の大学の学生や先生と共有したい」と話している。
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