mixiユーザー(id:3879221)

2019年10月29日09:08

111 view

(教育)もっと別のところに大事な問題が…

萩生田文科相の「身の丈に合わせて」発言は、失言のうちに入らない。記事の文脈から判断すると、「個々の受験生は自分の置かれている環境に応じて努力してほしい」ぐらいの意味に解釈できる。この場合の「自分の置かれている環境」には、親の富裕度も当然含まれるだろう。そんなことは当たり前ではないだろうか。

そんなことよりも、私は大学入試が民間の英語試験を導入するということに含まれる問題をもっと検討するべきだと思う。以前『(教育)入試改革が功を奏する前提条件』というタイトルの日記にも書いたことだが、こういった大学入試を改革しようとする試みは、「入試を改革すれば、高校生の勉強姿勢が変わる」という命題が前提条件に隠れていることを十分に認識するべきである。

だが、この「入試を改革すれば、高校生の勉強姿勢が変わる」という命題は、そもそも本当に正しいのか。私の考えでは、「入試を改革すれば、高校生の勉強姿勢が変わる」という命題が成り立っている高校生(つまり、入試の改革に応じて自分の勉強姿勢を変える高校生)は、全受験生のうちのほんの数パーセントに過ぎないのではないだろうか。

つまり、それ以外の大半の高校生は、入試のシステムがどのように変わろうとも、それに追随して自分の勉強姿勢を変えることはあまりせず、自分のペースで勉強して、受かりそうな大学を選んで受験し、受かったところに進学するという、いわば「マイペース型」の受験生なのではないだろうか。

もし大学側が、「英語の四技能をバランスよく身に付けた学生が欲しい」と真剣に考えているのなら、そういう大学ごとに(あるいはさらにその大学内の学部学科ごとに)、英語のリスニング試験や面接試験を筆記試験と並行して導入すればいいと思う。

【関連項目】

(教育)入試改革が功を奏する前提条件

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973229427&owner_id=3879221

****************************
■萩生田文科相「身の丈に合わせて」発言を謝罪 英語試験
(朝日新聞デジタル - 10月28日 12:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5842378



 発言は24日夜のBSフジ「プライムニュース」でのもの。英検などの民間試験の利用で、受験生の経済状況や地理的条件によって不公平が生じないかと問われ、「それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ」と反論。「裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできるみたいなことがもしかしたらあるのかもしれない」と述べた。試験本番では、高3で受けた2回までの成績が大学に提供されることを踏まえ、「自分の身の丈に合わせて、2回をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえれば」と答えた。


2 4

コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月29日 12:14
    自民党の閣僚が叩かれるのは、弱者切り捨て金持ち優遇の政治をやって来たからではないかと。簡単に言えば、国民をバカにし続けてきたツケが回ってきているのだと思います。
    本気で大学入試を改革したいのなら、試験方法を変えることではなく、今までの詰め込み式学習を根本から見直すべきかと。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月29日 13:18
    > mixiユーザー なるほど、「身の丈」という表現には、決定論的に人間をとらえようとする視線が含まれていますね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月30日 04:36
    > mixiユーザー 身の丈には、身の程という意味もありますね。身の程知らずという言葉があるように、身分をわきまえろという意味にも捉えられます。
    今の日本は、学歴格差=経済格差。貧乏人は偏差値の高いいい大学に行けません。なので、身の丈発言は、差別的発言に捉えられたのでしょう。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月30日 09:13
    > mixiユーザー なるほど。分析が深いですね。今の日本人には「身の丈」という言葉には「格差」、「分断」という連想が強く働いてしまいますね。

mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031