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2019年04月12日20:49

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(その他)「がっかり」という言葉について考察

WTOの紛争処理委員会の一審では、日本の主張が認められていただけに、日本の漁業関係者は、期待をもって二審の判断を待っていた。とくにホヤの漁業関係者の期待度は大きかったようだ。韓国への輸出ができる環境があってこそ、価格も維持され、収入増も期待される。韓国への輸出ができなくなると、国内消費だけに頼るということになりかねない。その場合は、どうしても価格が下落するという。

ところが、WTOの紛争処理委員会の二審の判断で、日本の敗訴が報じられると、日本のホヤなどの漁業関係者は「がっかりした」と感想をもらしていた。この「がっかり」という言葉の使い方は、格別不適切ではないだろう。

一方、桜田義孝前五輪相が競泳の池江璃花子選手の白血病公表に関して「本当にがっかりしている」などと発言したことは記憶に新しい。この「がっかり」発言はもちろん問題である。では、上述の日本の漁業関係者の「がっかり」発言と、桜田義孝前五輪相の「がっかり」発言はどこが違うのだろう。なぜ前者は「問題なし」であり、後者は「問題あり」なのか。そこを考察してみてほしい。

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■日本が逆転敗訴、韓国の水産物禁輸巡り WTO最終審
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5577834

[ジュネーブ 11日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)紛争処理の最終審に当たる上級委員会は11日、韓国による福島など8県産の水産物輸入禁止措置を不当とした紛争処理小委員会(パネル)の一審判断を破棄し、韓国の措置を妥当とする判決を下した。日本にとっては逆転敗訴となった。

上級委はWTO規則を巡る一審の解釈は誤っているとの見解を示す一方、適正な消費者保護や許容される放射線レベルなどの問題には踏み込まなかった。

韓国は2011年3月の東京電力<9501.T>福島第1原発事故後、福島や岩手など8県産の水産物輸入を禁止。日本は科学的根拠がないとして、2015年にWTOに提訴していた。

最終判決を受け、韓国の産業通商資源省は声明で「韓国政府はWTOの判断を歓迎する」と表明。今回の判決に基づき、韓国は日本の水産物に対する現在の禁輸措置を継続するとした。
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