mixiユーザー(id:3879221)

2019年03月15日14:40

446 view

(産業経済)メンバーシップ型からジョブ型への転換

日本は少子高齢化社会をまっしぐらに突き進んでいる。まず少子高齢化という変化のうち、「高齢化」の側面を切り取って分析してみる。すると、日本が高齢化社会であるということは、働く人の割合が少なくなっていくということを意味する。すると、例えば30代や40代の働き盛りの世代の人たちには、男性であろうと女性であろうと、できるだけ働いてもらうことが必要な社会であるということを意味する。

また、少子高齢化という変化のうち、少子化という側面を切り取って分析してみると、男性であろうと女性であろうと、30代や40代の働き盛りの世代の人たちは、男女が個別に働くだけではなく、できるだけ結婚してもらって、できるだけ出生してもらうことが並行して求められる。つまり、夫婦ができるだけ共働きで働いてもらい、そのいとなみの中で出生もしてもらうことが必要なのである。

すると、夫が転勤することによって、この夫に帯同するために妻が自分の勤め先を辞めざるを得ないなどという事態が発生することは、できるだけ避けなければならない。すると、企業も、配置転換などを理由とした転勤はできるだけ行わないようにしたほうがいいのではないだろうか。

ところで、この記事には「日本の雇用形態はメンバーシップ型」という記述がある。これは『日本の雇用と労働法』という本(濱口桂一郎著/日経文庫)の中に出てくる言葉だ。実際そのとおり、日本の雇用形態はメンバーシップ型である。しかし日本の職場をジョブ型に切り替えていくことは本当にできるのだろうか。日本の場合、ジョブ型の職場のモデルがないので、「職場をジョブ型にせよ」という掛け声が会社の上層部から個々の職場へとかかるだけでは、個々の職場をジョブ型に切り替えることはできないのではないだろうか。会社のアドミサイドは、個々の職場で「ジョブ型」の就労形態が定着するよう、そうとう熱心なコミットメントをしていく必要があるだろう。

しかし日本の職場をメンバーシップ型からジョブ型に切り替えていくことは、メリットを生むことは間違いないような気がする。というのは、大きな組織の会社にとって、社員を配置転換させ、転勤させるということは、個々の職場の構成メンバーを入れ替えて、その職場におけるメンバーシップ幻想の劣化を食い止めることが目的の一つとなっている。ところが、個々の職場がジョブ型の職場となっていけば、メンバーシップ幻想の劣化を心配する必要がなくなる可能性がある。

すると、メンバーシップ幻想の劣化を食い止めることを目的とした配置転換や転勤を行う必要もなくなっていくのではないだろうか。

****************************
■クロ現「転勤をなくす」試みが転勤族の共感呼ぶ 武田アナ、4度の転勤経て「今となっては妻に申し訳なかった」
(キャリコネ - 03月14日 20:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5538453



そんな中、全国に200の拠点を持つAIG損害保険は、この4月から原則「社員の希望しない転勤」をなくすという。全国11のエリアから希望を出してもらう仕組みで、希望通り鹿児島に異動となった男性はガッツポーズ。一方、東京・大阪に希望が集中し、地方のポストが埋まらないと人事が頭を抱える場面もあった。それでも、地域採用や人材育成をして2年半かけて全員の希望をかなえるとしている。

こうした動きは他の企業でもあり、キリンは結婚・出産・育児などの時期、転勤を最大5年間猶予する。サントリーは5〜10年先の勤務地や職種を上司と毎年相談するなど、社員の希望を採り入れる制度が始まっている。また、金融系の企業が提携し、妻の待遇を変えずに提携企業内で仕事をスライドさせるという取り組みも。銀行に勤めていて証券会社に移動した女性は、上司にフォローしてもらいながら生き生きと働いていた。

「サイボウズ」社長の青野慶久氏は、自社でも、希望しない転勤はさせないし、どうしてもそこで働く人がいなければ営業所を諦めるのだという。

青野氏は日本の雇用形態について、「一度会社に入ればどこでどう働くかの権限をすべて上司が握る『メンバーシップ型』」だと解説。しかしほとんどの国では「ジョブ型雇用」で、採用される時点でどこでどんな仕事をするのか決める。なので、転勤と言われた時点で再びサラリーから見直す交渉が始まると説明した。その上で、

「日本の場合だと、権限を全部握られてしまっていると。やっぱり、ここを変えていかないといけないと思いますね」

と提言した。

転勤族らしき視聴者からはツイッターで共感や辛さを訴える声が上がった。住む場所、働く場所が選べないのは横暴だという指摘もある。キャリアが積めず悔しい思いを語る妻もいた。家族に大きな負担を強いる面がある転勤について、考え直す時期に来ているようだ。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する

<2019年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31