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2019年02月13日16:20

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(その他)「がっかり」発言はなぜ出てきたか

桜田義孝五輪担当大臣の口からなぜ「がっかり」のようなセリフが出てきたのか、それを解くカギは、桜田大臣の思想である。「言葉は思想だ」という言葉があるが、その意味するところを象徴するような発言であるといえる。

大臣のようないわば社会の「支配層」にある人にとって、人(あるいは国民でもよい)は「資源」であり「商品」なのである。かなり昔、柳沢伯夫という人が「女性は子どもを産む機械」という発言をしたことがあるが、この発言の背後にある思想も、「国民は資源であり、商品である」という思想なのである。

このような思想に立脚すると、「池江璃花子選手」という存在は、オリンピックにおける女子水泳の旗手を務める「資源」としてあてにしていたと理解できる。そしてその池江璃花子選手が白血病に倒れると、「旗手を務める資源の商品価値が損なわれた」という認識が生まれてしまうのである。

似たようなことは、オリンピックに限らず、広くスポーツ界全般で頻繁に起こっている。例えば、プロ野球選手がケガをしたり重大な病気を発症したりすると、その選手を保有している球団は戦力ダウンを余儀なくされ、また選手を保有することのコストパーフォーマンスが低下してしまう。ケガや病気が重篤な場合は、球団としては、経営的見地からは、選手を解雇したいという思惑が発生するだろう。ドラフトで幸運な一番くじを引いて獲得した期待の新人が、にわかにケガや病気に見舞われると、球団としては「がっかり」という気持ちにはなるのではないだろうか。

私は、人を「資源」や「商品」として見る見方にはくれぐれも節度が必要だと思う。会社の経営者が、自分の事業所で雇っている労働者を「資源」であり「商品」であると考えることにも節度が必要だ。

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■池江がっかり 五輪相発言炎上「人として最低」「辞任して」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=5495752

2月12日、競泳の池江璃花子選手(18)がツイッターを更新。白血病と診断され、闘病中であることを明かした。コメントのなかで「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」と戸惑いつつも、前向きな姿勢を見せた池江選手。そんな彼女に各界からエールが送られている。

白血病と2度闘病した経験を持つ俳優の渡辺謙(59)は「前を向いて焦らずにしっかり治療に専念してください。祈っています」と激励。フィギュアスケートの宇野昌磨選手(21)も「けがや病気は、周りの人が思うよりも本人がいちばん苦しんでいると思う」と慮るコメントを発表した。

そんななか、対照的なコメントをした人物が――。桜田義孝五輪担当大臣(69)だ。桜田大臣は集まった記者団に対して次のようにコメント。

「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。早く治療に専念して頑張ってもらいたい。また、元気な姿を見たい。1人リードする選手がいると、みんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」

文脈的に気遣う言葉だったのだろうが、病に苦しむ池江選手へあろうことか「がっかり」という言葉をかけたのだ。さらに「盛り上がりが下火にならないか心配」とのコメントも、「池江の病状よりオリンピックを心配している」としてネット上で非難が殺到。厳しい言葉が投げかけられている。

《必死で白血病と戦っている18歳の選手にかける言葉がこれ? 辞めてください》
《大臣としてではなく人として最低だと思います》
《文脈がどうあれ辞任ものだ》

これまでも国会答弁で「USBがなにかも知らない」と珍言を繰り出すなど、迂闊な発言で資質を問われてきた桜田大臣。五輪を統括する立場の人間として、あまりにも思慮に欠けた発言だったと言わざるをえない。
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