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2019年01月08日09:42

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(社会)結婚や出生に対するリスペクトの欠如

このmixiニュースを読むと、「適齢期の未婚女性の配偶者への希望条件の『普通』は高望みすぎる」という視点に立って作成されていることがわかる。たしかにこういう視点もそれほど間違いではないかもしれない。だが、本当はもっと別の視点が重要なのではないだろうか。

それは、適齢期の未婚女性が考える『普通』の条件を満たしたお婿さん候補の男性が、恋愛市場にある程度潤沢に供給されるにはどうしたらいいかという視点である。これは政治や行政の問題でもあり、私たちがこの日本の社会をどういう社会にするのかという問題でもある。

また、女性や若いカップルの出生意欲を高く維持してもらうにはどうしたらいいかという視点も上述の視点と同様に重要だと思う。この関連のテーマを考察すると、私はいつも柳沢伯夫という人の「女性は子どもを産む機械」という問題発言のことを思い出してしまう。この柳沢の発言の真の問題点は、出生し育児をしようとする女性や若い年代の夫婦の「出生」という営みに対するリスペクトが欠如している点にある。

今年の5月から日本の元号が変わるようだが、新しい元号の時代における日本の優先課題の一つは、「まっとうな志(こころざし)がリスペクトされる社会を回復するにはどうしたらいいか」にあるのではないだろうか。なお、本日、NHKの結婚に関する意識調査がニュースでリリースされている。

【関連項目】

「必ずしも結婚する必要ない」7割近くに NHK調査

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190108/k10011770391000.html

結婚することについて「必ずしも必要はない」と考える人の割合が7割近くに上り、この25年間で最も高くなったことが、NHKの調査で分かりました。NHKは国民の意識の変化を探る「日本人の意識」調査を、昭和48年から5年ごとに行っています。

最新の調査は去年6月から7月にかけて、全国の16歳以上の5400人を対象に個人面接法で実施し、50.9%にあたる2751人から回答を得ました。

この中で、結婚についての考え方を尋ねたところ「必ずしも結婚する必要はない」と答えた人は68%、「人は結婚するのが当たり前だ」と答えた人は27%でした。

「必ずしも必要はない」と答えた人の割合は、この質問を始めた平成5年以降増え続け、今回は前回の調査より5ポイント増加して、これまでで最も高くなりました。

年代別にみますと「必ずしも結婚する必要はない」と答えた人の割合は30代が最も高く88%に上った一方で、最も低いのは70歳以上で、43%でした。

また、結婚と子どもに関する質問では「結婚しても、必ずしも子どもをもたなくてよい」と答えた人が60%、「結婚したら、子どもをもつのが当たり前だ」と答えた人が33%でした。

日本人の結婚観に詳しい横浜国立大学の江原由美子教授は「結婚したくない人や結婚に否定的な人がすごく増えているということではなく、いい人がいれば結婚するという考え方はまだ大多数だと思う。好きなライフスタイルをそれぞれ自由に選んでいいという考え方が広がった結果ではないか」と話しています。

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■結婚できない女性の特徴
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=5447247

「とりあえず結婚したいんです」 「高望みは全然してないです。普通の人でいいです」 「まわりがどんどん結婚するから、私も結婚しなきゃって思って」 「普通の女性だったら、30歳までには結婚できますよね?」このような発言をしている人がいたら、「とりあえず普通に結婚したい女」かもしれません。

とりあえず普通に結婚したい女の特徴

とりあえず普通に結婚したい女は、下記の特徴があります。
・30歳になるまでには結婚するだろうと思っているor思っていた
・自分は「ごく普通」でマジョリティだと思っている
・周囲と同じことをしていたい
・「変わってる」という言葉はマイナスイメージ
・変化よりも安定を好む
・転職をした経験がない
・恋愛経験はそれほど多くないorまったくない
・親の「結婚しろ」プレッシャーが強くなってきた
・友人たちがどんどん結婚して、焦りだしている

彼女たちの自己イメージは「普通の一般女子」です。彼女たちが考える「普通」とは「尖ったところがなく、だいたいどれも平均点」「どこにでもいて、珍しい存在ではない」という意味です。自分は「ごく一般的で普通」だから、「ごく普通」に大学を卒業し、「ごく普通」の会社に勤め、「ごく普通」の働き方をし、「ごく普通」の収入を稼ぎ、「ごく普通」の趣味(ドラマ鑑賞など)を持っています。よって今後も「ごく普通」に恋人ができ、「ごく普通」に結婚し、「ごく普通」に子どもが産まれると思っています。

両親たちも「娘はごく普通だから、ごく普通の人と、ごく普通に結婚してほしい」と考えていて、彼女たちに「そろそろ結婚しなさい」「結婚相手はいるの?」と、定期的に結婚話を振ります。アラサーになるまでは、とりあえず普通に結婚したい女は「そのうちね」と適当に流していられます。アラサーになれば普通に結婚できると思っているからです。
ところが、アラサー間近になって、周囲の友人たちがばたばたと結婚しはじめると、彼女たちは焦りはじめます。周囲の友人たちは結婚しているのに、自分はまだ結婚する相手が決まっていないからです。さらに、親や親族からの「早く結婚しなさい」圧力が強くなってきます。

「周囲は普通に結婚しているから、自分も普通に結婚すると思っていたけれど……あれ……?」と、自分が考える「普通」と現実のギャップに気がつくと、彼女たちは「とりあえず結婚しなきゃ! 普通に結婚しなきゃ!」と焦りだします。「周囲とちがう」ことをする自分など、想定していないからです。

アラサーになると彼女たちは「とりあえず結婚したい」「普通に結婚したい」と言い出します。

とりあえず普通に結婚したい女が望む男性像

とりあえず普通に結婚したい女は、恋愛・結婚候補の男性に下記のような条件を求めます。

・普通の人
・一緒にいて楽しい人
・生理的に無理じゃない人
・自分が結婚したい年齢にまで結婚する意志がある人

一見すると条件が少なく、高望みっぽい条件もありません。これならうまくいくのでは?と思ったら大まちがいです。この条件は罠です。ふんわりしたひとつの単語の中に、条件がいくつも入っている「ゆるふわ条件」です。実際に「普通の人ってどういう人?」と聞いてみると、以下のような答えが返ってきます。

「えー、別に普通の人だよ。同い年か少し上ぐらいで、大卒で、正社員で、年収は400万程度あればよくて、未婚バツなしで、ちゃんと常識がある人。ね、ぜんぜん高望みしてないでしょ」

「普通の人」の中に、「年齢」「学歴」「雇用形態」「年収」「婚姻履歴」というスペック条件がもりもり入っています。かつ、これらはすべて「マスト」であることがほとんど。しかし、これらの条件をすべて満たす男性は、婚活業界においては十分に「ハイスペック」です。少数派なうえに競争率が高く、該当する男性ひとりに対して3人の女性が申し込むと言われています。

つまり、彼女たちは「競争率が高い人気の男性」を求めているわけですが、この事実を認識しておらず、「ごく普通な人でいい、ぜんぜん高望みしていない」と誤認しています。
これと同じようなことが、ほかの条件でも言えます。

「一緒にいて楽しい人」の中身を深掘りすると「おもしろい話をしてくれて、こちらの話をちゃんと聞いてくれて、共感してくれて、飽きさせない人」であることはよくあります。残念ながら、彼女たちが求めているのは「おもてなし能力が高いモテ男」で、数が少ないうえに競争率が高いです。真面目な人はだいたい売約済みで、フリーの男性は遊び人である可能性が高いです。

「生理的に無理じゃない人」は、「清潔感があって、身長が165センチ以上で、細身で、臭くなくて、アイロンのきいたシャツを着ていて、変なアクセサリーをつけていなくて、変なTシャツを着ていなくて、顔がそこそこ好みの人」です。こちらも、それほどきつくないように見える「生理的に無理じゃない」という言霊に、大量の条件を詰め込んでいます。もはや同じことを書くのがだるくなってきましたが、当然、この条件を満たす人は人気で、競争率が高いです。

そこに、「自分が結婚したい年齢にまで結婚する意志がある人」というタイムリミット条件がきます。だいたい彼女たちは「みなと同じ」でいたいため「30歳までには結婚したい」など、年齢の希望を設けています。4〜5年の余裕があればまだいいですが、彼女たちはギリギリになるまで、自分が考える「普通」と現実のギャップに気づかないため、だいたい「残り1〜3年のうちに結婚したい」という条件をつけています。

ここまでくると、彼女たちが「普通の男性」と呼んでいる人は、「婚活市場でとても人気のハイスペックモテ男」であり、そんな人気の男性と「1〜3年以内に結婚したい」という無茶振りをしていることがわかってきます。

とりあえず普通に結婚したい女の婚活はどうなる

とりあえず普通に結婚したい女の婚活は、困難を極めます。理由は簡単です。要求する条件が多すぎるから。狙う相手が人気で競争率が高すぎるから。時間制限が1〜3年と短すぎるから。そして、これらのきつい現実を彼女たちが認識しておらず、「普通のことを望んでいるだけなのになんで?」と現実を見ないから。

ブラック企業も真っ青の、超ブラックプロジェクトです。しかし、彼女たちは「自分が考える男性はごく一般的であり、何も高望みをしていない。よってすぐに相手が見つかる」と考えており、ここに深刻な認識ギャップが生まれます。彼女たちが「普通」と思っている現実認識を抜本的に改めない限り、成功する見込みはほとんどありません(絶世の美女であるか、ラスベガスで大儲けできるほどの強運であれば別です)。多くの結婚相談所では、彼女たちのような女性がくると、まず統計データを見せ、いかに狙う層が少なく競争率が高いかを、こんこんと説き伏せるところからはじまります。それぐらい、「現実をきちんと認識」することは、婚活の成否を決定づけます。

彼女たちが、自分の「普通」を早く手放せるほど、成功率は高まります。しかし、すぐに切り替えられる人は多くありません。彼女たちは何十年も、自分が考える「普通」を基準にして生きているため、いきなり「捨てろ」と言われてもとまどうことが多いでしょう。これはしょうがないことです。特に彼女たちは「変化」よりも「安定」を好む志向のため、「考え方を変えろ」と言われても、納得するまでに時間がかかる傾向にあります。

ただ、そうする間にも時間は過ぎ、友人はますます結婚していき、自分が決めた年齢リミットまでの残り時間が少なくなり、周囲からの「結婚しないの?」「早く結婚しなさい」プレッシャーが強まっていきます。焦りが募ってくると、彼女たちは「ごちゃごちゃ考えるよりもっとたくさんの人に会えば普通に結婚できるかも」「このままがんばれば普通に結婚できるかも」「うるさいことを言わない結婚相談所に行けば、普通に結婚できるかも」と、変化を避ける方向に向いがち。

しかし、それは悪魔の道です。結局、求める条件が厳しいことに変わりはないのですから、すさまじく運がよくない限りは、彼女たちが望む「普通の結婚」には到達できません。そうなると、今度は神頼みに向かいます。「運が悪いから普通の結婚ができないんだ、占いをしなくちゃ」「開運グッズを買わなくちゃ」と、ますます迷走し、闇落ちコースへ向かうこともしばしば。

結論。見積もり能力が甘すぎることを自覚せよ

とりあえず普通に結婚したい女が迷走闇落ちコースに向かいやすいのは、見積もりが甘すぎるからです。「普通」と言いながら「ぜんぜん普通ではないレアモテ男との結婚」を望んでいることが問題です。かつ、競争率が高い激戦区で戦おうとしている自覚がさっぱりなく、「普通にしてれば普通に結婚できるよね」と、自分の戦闘能力を高める努力も、勝利するための戦略も皆無なところも問題です。

迷走闇落ちから逃れる方法は「自分が考える“普通”と現実のギャップを埋める」こと。まず、自分が「普通」と呼んでいるブラックボックスの中身を開けて、自分が求めている条件をきっちり書き出します。そして、条件を取捨選択します。本当に必要な条件3つまでに絞ると、成功確度が上がるでしょう。

また、周囲に流されがちであることも、自覚しておいたほうがいいでしょう。そもそも、彼女たちが「とりあえず普通に結婚したい」と言い出すのは、親や友人、世間などの「自分以外」とズレないようにしようとするからです。「みんなと一緒じゃないと不安」だから、「とりあえずすぐ結婚」「今すぐ結婚したい」「あと1年で結婚を決めないと」と焦ってしまっています。しかし、人には人のタイミングがあり、周囲と同じである必要はありません。

そもそも、彼女たちが考える「普通」は、これまで見てきたとおり、幻想であり、思い込みであることがほとんどです。「普通」が自分を苦しめるなら、そんな「普通」はいったん脇において、「本当に普通なの?」と疑問を持ってみることをおすすめします。「普通」という名の呪いに苦しめられないよう、積極的に「普通」を解体していきましょう。
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