mixiユーザー(id:3879221)

2018年06月22日13:54

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(産業経済)またしても無資格者が…

地震で崩れたプールのブロック塀で大阪の小学生が亡くなった事故に関連し、このブロック塀を検査して「安全」と判定していた職員が、建築士などの資格を持っていなかったことが明らかになったという話だ。私はこの記事の話を読んで、日産自動車やスバルなどにおける無資格者による製品の出荷前検査のことを思い出した。

ブロック塀も自動車も、万が一のときには人の命にかかわることなので、やはり法令に従って必要な検査は有資格者が行うべきだろう。無資格者が資格保有を要請される業務を行うのは、特許事務所における明細書作成ぐらいだけにとどめるべきだ。特許事務所における無資格者による明細書作成は、その特許事務所に仕事を発注するクライアントが、最初から無資格者による明細書等作成であることを容認している場合がほとんどである。クライアントは、「うちの特許出願の明細書は無資格者が作成してもいいから、その代わり所長が品質管理をしっかり行い、料金(手数料等)を勉強してくれ」と要請しているのである。

自動車やブロック塀の場合は、クライアント(ユーザー)が無資格者の検査で済ませることを容認していない。ここを忘れてはならないと思う。

【関連項目】

(特許事務所)無資格者による検査と無資格者による明細書作成

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963351096&owner_id=3879221

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■「安全」判断は無資格職員=女児死亡のブロック塀−大阪北部地震
(時事通信社 - 06月22日 12:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5167397

 地震で崩れたプールのブロック塀で大阪府高槻市立寿栄小学校4年の三宅璃奈さん(9)が亡くなった事故で、市教育委員会は22日に記者会見し、このブロック塀を検査して「安全」と判定していた職員が、建築士などの資格を持っていなかったことを明らかにした。

 市教委によると、2015年11月に同小学校で講演した防災アドバイザーが、ブロック塀の危険性を指摘。これを受け、校長が市教委に点検を依頼し、16年2月に同校を訪れた市教委学務課の技術職員が塀の検査を行った。

 職員は建築士などの資格を持っておらず、構造が建築基準法に違反していたことに気づかないまま、強度検査のみを実施。目視点検やハンマーで塀をたたく打音検査をした結果、ひび割れや傾きなどが確認されなかったため、学校側に「安全に問題はない」と口頭で回答していた。

 検査をした職員は、問題なしと判断したことから結果を記録に残しておらず、情報は市教委内で共有されていなかった。

 事故があったブロック塀は、基礎部分に上積みされて高さが約3.5メートルとなり、建築基準法の上限(2.2メートル)を上回っていた。「控え壁」という補強材も設けられていなかった。
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