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2020年07月18日18:00

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爵位授与

 エリザベス女王、トム・ムーアさん(100)に勲章を授与 
 43億円以上の寄付金集めた英ヒーローにナイトの爵位
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=6162848
 今年4月に自宅周囲を100周してNHS(英国民保健サービス)への寄付金を集め、国民的ヒーローになったトム・ムーアさん(100)が、英時間17日にエリザベス女王(94)からナイトの爵位を授与された。ウィンザー城の庭で行われた式典は、女王にとってロックダウン以降初めての対面式の公務となった。
 今年4月、英ベッドフォードシャー州に住むトム・ムーアさんは全長25mある自宅庭を100周歩き、100歳を迎えた30日までの間に3200万ポンド(約43億円)以上の寄付金をNHSのために集めた。トムさんは第二次世界大戦で英国のために活躍した退役軍人でもある。そんなトムさんにナイトの称号をという声があがり、「The Change.org 」には104万5200人を超える署名が集まっていた。そして英時間7月17日、ついに国民の思いが実現したのである。
 勲章授与のセレモニーは、午後3時にウィンザー城の屋外で執り行われた。通常儀式は屋内で行われるが、新型コロナウイルス対策のため今回は異例の授与式となった。トムさんが1人で歩行器の前に立っていると、やがてエリザベス女王がお付きの人達に添われて登場。女王は父親ジョージ6世が所有した剣を持ち、トムさんの両肩へ当ててセレモニーを行った。その後、女王はトムさんにナイトの爵位の勲章を手渡した。
 晴れて勲章を受け取ったトムさんのそばには家族が集まり、女王としばらくの間対話した。女王は「本当にありがとうございます。驚くほどの寄付金を集めて下さいました。100歳というのは、素晴らしい年齢です。本当に良い日になりましたね。皆様の最高の幸運をお祈りします」と伝えたという。
 勲章授与の式典後、トムさんは「完全に圧倒されました。私にとって最も特別な日でした」と明かし、こう語っている。
 「このような高等な賞を、ましてや女王陛下から授かるなんて。これ以上の望みがあるでしょうか。今日という日は、私にとって本当に誇り高い日になりました。」
 「本当に素晴らしかった。女王にお会いすることは、予想以上の出来事です。こんなに近くでお会いできるなんて、全く夢にも思わなかった。あんなに親切なお言葉をもらえるなんて。」
 インタビュアーが「女王がなんとおっしゃったか教えて頂けますか?」と尋ねると、トムさんは「ダメです。誰にも言いません。女王と私だけの個人的な会話です。私にとって素晴らしい栄誉なのです」ときっぱり断った。
 ウィンザー城に招待されたトムさんには、トムさんの娘ハナ・イングラム=ムーアさんと夫のコリン・イングラムさん、孫のベンジーさんとジョージアさんが付き添った。ナイト(Knight)の爵位を授与されたトムさんは今後、「サー(Sir)」の称号で呼ばれる。
 エリザベス女王はロックダウンが始まった3月から、夫のフィリップ王配と共にウィンザー城に滞在している。6月13日には女王の誕生日を祝う「トゥルーピング・ザ・カラー」の縮小版がウィンザー城で開催され、女王が初めて公の場に姿を現した。自主隔離中に2度のオンライン公務を行ったが、実際に対面して公務を行うのはロックダウン以降今回が初めてとなった。


これぞ、騎士であります。


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