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2019年12月14日06:49

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平野涙止まらず

卓球の五輪シングルス代表は、決められた大会でのポイントが多い二人というシステムで、最後の大会がこの週末に中国で行われています。
女子は伊藤が早々と一抜けし、平野と石川がものすごい戦いを繰り広げてきました。
5日前の大会の決勝で対戦するまで平野が僅差でリード。しかしオーストラリアオープンで石川が平野に競り勝ち、ポイントを逆転し2位につけて大会を迎えました。

ドローで石川は今年に限れば最も強い劉を引き当て、ほぼジ・エンド。石川は11回対戦して劉に勝ったことはありませんから。
一方平野は王を引き当てました。伸び盛りとはいえ、中国では5,6番手の位置づけ。うまく戦術を組み立てれば勝てない相手ではありません。
そして迎えた本番。
石川は第2セットこそジュースにもつれましたが、劉詩ぶんの高い壁の壁の前に4-0で敗退。
続いて登場した平野は勝てばシングル代表が決まる人生をかけた一戦。しかし闘志が空回りして1-4で敗れ去り、石川が2つ目の椅子に滑り込み、平野は号泣でした。

まず思ったのは、こういう過酷な状況の中で、試合後にインタビューをするテレビ局の傲慢さ。
冷静な気持ちでインタビューができるはずもなく、聞く方もおっかなびっくりではやる意味はまずありません。少し冷却時間をおいてからインタビューをしてあげるのが武士の情けと言うもんです。
まあとくかくあおりました。自分自身の集大成と落選のリベンジの戦いとか、史上最高に厳しい代表争いとか、視聴率をあげようと必死でした。

メイさんは個人的には前回大会で補欠に回り、メダルを下げたライバル伊藤の傍らでボールカゴとモップ棒を持ちながら移動する平野のリベンジを心待ちにしていました。
リオでのくさしさをバネに、大好きな甘いものをたち、大嫌いなウエイトトレーニングにせいを出し、ラリースタイルから攻撃スタイルに戦型をチャンジ。
翌年には早速それが実り、中国オープンで丁寧をはじめ中国のランキング上位者を次々とやぶり優勝。世界選手権でもシングルで銅メダルを獲得しました。
「ハリケーン平野」と形容されるまでになりましたが、それが少し早すぎたのかもしれません。オリンピックは4年に一度。高梨のように一番目標の五輪でピークを持ってこれないのは不運としかいいようがありません。
早く実力がつき出すと中国が徹底的に戦術を解剖し対策を講じます。今回も唯一の弱点のバックのロングを徹底的につかれました。

平野はシングルの代表は逃したとはいえ、まだ団体が残っています。団体で選ばれれば出場するシングルはすべて勝つというくらいの意気込みを失ってほしくないです。
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