とあるサイトからストーリー引用。
「孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。」
ジョーカーといえば、「ダークナイト」でのヒースレジャーの怪演の印象が強いですが、今回はホアキンフェニックスが演じました。
アメコミのヴィランが主演のスピンオフ映画は、「ヴェノム」以来だと思うんですが、マーベル原作とは違うDCコミック原作特有の重々しさ。もはやアメコミ映画ではないです。
アーサーの精神疾患で笑いが止まらないという設定や遺伝的な妄想癖から、単なる狂人にしか見えないんですが、TV番組でロバートデニーロに対して放った、哀しい境遇を経験してきた彼が抱えていた鬱屈した思いから出た言葉が、実に説得力のある内容で、単なる狂人ではないことを証明しました。
若干オマケ的に、バットマンの幼少期とか、バットマンの両親が暴漢に殺されるシーンも入ってて、あくまでバットマンのヴィランであるという立ち位置は守るスタンスが見て取れました。
逆にそれがないと、ジョーカーでなくて普通のドラマでええやん、ってなってしまいますしね。
エンディングで彼の不遇が昇華されたわけではないと思いますが、ある種のカタルシスを覚えました。
ホアキンフェニックスの演技はヒースレジャーには劣らない、いや、同じ役でありながら突き詰めるベクトルが違ってて、単純な比較は出来ない素晴らしさがありました。
映画の後半でステップ踏んで踊るシーンでは、かつてジャックニコルソンがバットマンの1作目で演じたジョーカーを思い浮かべました。
ジャックニコルソンの役作りもあながち間違いではなかったのかなと思いました(笑)
全編通して重苦しさに溢れていて、哀しい気持ちでいっぱいになりながらも、実に見応えのある映画でした。素晴らしかった。
これは今のところ今年のベスト。これを超える映画を年内に観ることが出来るのか。今のところは出来そうにない(笑)
さて今回ご紹介は「vivid undress」。
たまたまPV番組で知って、見つけた!というカンジでした。
シンプルにカッコいいです。
「コンキスタドールの現実闘争」 − vivid undress
https://www.youtube.com/watch?v=-SnuqZJsguw
「パラレルワ」 − vivid undress
https://www.youtube.com/watch?v=WN6cToVgT-w
「ウララ」 − vivid undress
https://www.youtube.com/watch?v=pzJ75EDtJ4A
「はやるよろひや」 − vivid undress
https://www.youtube.com/watch?v=F90L_tD3iQc
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