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2022年05月09日10:00

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GWに想う

 3年ぶりの何の規制も無いGWだそうで、世間は大変な人手のようだが、リハビリ自宅療養生活の身としては、出掛けるのもままならない。一昨年2020年のGWは、あまり自粛していたとの記憶は無く、コロナ対策真っ盛りだったけれど、自然体で映画三昧をしていたような気がする。でも、キネ旬公式HPの封切映画一覧表によれば、20年4月封切は邦画2本と洋画5本、5月封切は邦画2本と洋画2本で、コロナ禍でほとんど新作公開が無かったようである。

 私自身に限っても、邦洋とも封切鑑賞映画はゼロであるから、やはり寂しい自宅引籠りであったみたいだ。(その後、洋画に関しては4月封切作「在りし日の歌」「悲しみより、もっと悲しい物語」の2本、5月封切は「ブラッドショット」をDVDやCS録画観賞している

 そういえば、GW恒例のピンク映画大賞授賞式も、この年以降OP祭りも含めて、未だに復活していないから、案外に寂しかったGWだったようだ。

 昨年2021年のGWの方は、脳梗塞でダウンしリハビリ長期入院の真っ只中、ついに桜すら見られなかった試練の春だった。

 今年のGWは、自宅リハビリ療養の身だから、自由に出掛けられはするのだが、どんどん出た方がいいとアドバイスする人がいたりしても、どうにもその気が起きない。

 左下肢4級障害ということで、杖無しでなんとかなるものの、ススタスタ歩けないストレスはかなりのもので、私は元々速足で飛び回るのが信条だから、ウォーキングも兼ねた歩きは楽しみの一つだったが、逆にそれが今やストレスの基になってしまっている。

 リハビリの先生に「せっかちはいけません!」と強く釘を刺されており、確かにせっかちになった時に転倒することが多く(といっても月1回弱程度だが)、いきおい足運びは慎重にならざるをえない。特に左上肢2級障害なので、左側への転倒は厳禁である。といっても、70年余に亘り歩き慣れた足運びは簡単に改められるわけもなく、ユックリズム転換へのストレスは想像を絶している。

 今や歩くことはウォーキングを兼ねた楽しみに程遠く、それでも歩かないと足の衰えが顕著になるのは痛感しているので、1日に1〜2kmの歩きに努めているが、リハビリのための難行苦行でしかない。

 色々な人にも会いたいなと思うと同時に、不自由な足でヨタヨタと歩くしかない難行苦行を越えて遠出するまでの、楽しみは感じられそうもない。旧交を暖めても、もはやトコトン飲めるわけでもありませんしね(笑)。

 それに、世間は浮かれているけど昨年・一昨年のGWに比して、コロナ感染者数に限っては少しも減少したわけではない。GW後、感染大爆発が起こるんじゃなかろうか。もっとも感染者数がそれ程に問題なのかどうか?死者や重症者の数こそ問題なんじゃなかろうか。そのあたりの人数比・比較検討についてマスコミ報道であまり細かく分析されていない。いずれにしても、私は死亡・重症リスクの高い高齢者だから、全く安心して外出ともいかないわけだ。

 景気の悪い話なりました。でも、私は千住の借家住まいの貧乏人の小倅であるから、無い物を求める虚しいことでイライラするよりは、有る物の中に楽しみを見付けていくとのポジティブ精神で生きてきた。そこで、私なりの今年のGWの楽しみを模索することとした。

 5月1日、新日本プロレス「レスリングどんたく2022」が、福岡ドームで21年ぶりに開催された。それにふさわしいビッグマッチ揃いである。これがテレ朝チャンネル2で完全生中継された。放映枠は4時間で、さらに30分時間延長の4時間半、タップリ堪能することができた。

 J:COM番組表をチェックしたら、キッズステーションで祝日を中心に劇場版の「アンパンマン」と「ポケモン」の、連日放映があった。この際に未見作品を、ガッツリ拾うことにした。お子様向けとはいえ、こういう時に「劇場版」が引っ張り出されるのは、やはり大作感があるからだろう。

「アンパンマン」もかなり観込んできたので、大体のパターン・ルーチンワークが見えてきた。ドキンちゃんが可愛らしいけど結構に理不尽な要求をバイキンマンにつきつけ、アンパンマンへの復讐とドキンちゃんへの想いも兼ねて、新兵器を開発し挑んでいく。(でも食パンマン一筋のドキンちゃんは、バイキンマンに見向きもしないのが可愛らしくも、バイキンマンは切ない)それが結局、悪魔や魔王みたいな巨大な物を覚醒させてしまい、最後はアンパンマン以下の皆が力を合わせて平和を取り戻し、ミクロ的なら「周りの人を大切にしましょう」とか、マクロ的なら「環境を護りましょう」とかの、普遍的な口当たりの良いテーマで納めるのである。

 キッズステーションのGW劇場版放映では、「それいけ!アンパンマン」や「劇場版ポケットモンスター」の冠タイトルがついていない公開当時の併映短編作品が、同時放映されたのが良かった。これ等は本編のルーチンワークの枷が無いせいかパターンに囚われないユニークなものが多い。

「それいけ!アンパンマン」の併映短編では、「つきことしらたま〜ときめきダンシング〜」は愛情あふれる宝塚へのオマージュだったし、過去に観た「たのしく てあそび ママになったコキンちゃん」は子供参加型のミュージカル風で楽しい創りになっていた。

「劇場版ポケットモンスター」の併映短編は、本編が巨大ポケモンも交えたバトルがストーリーを芯にするパターン・ルーチンワークあるのに対し、併映はポケモンの森が舞台で人間が全く登場しないのがユニーク。ポケモンが遊び廻る可愛らしさだけで短編を成立させる創りである。簡単なナレーション以外は、「ピカチュウ〜ピカピカ!」といった意味不明のそれぞれのポケモン語しか発しないのが、何とも愛らしく癒される。異端児のニャースとその相棒だけが、人語を喋る洒落っ気もイケる。

 今回GWでは本編・併映短編の同時放映を、「アンパンマン」3セット、「ピカチュウ」2セットが放映された。「アンパンマン」セット放映は、キッズステーションでほぼ恒例だが、「ピカチュウ」放映では珍しく、共に楽しませてもらった。

 でも本編をパターン・ルーチンワークと評したが、悪い意味で言ったのではない。小学生時代の完全懲悪の東映時代劇を映画好きの原点に持つ私は、こういうヴァリエーションを楽しむプログラムピクチャー的な御存知が大好きなのだ。ついつい惹かれてしまう水戸黄門みたいなものだ。

 小学生当時は美術がキメ細かくストーリーも凝っていた大映時代劇にあまり良さを感じず、大味だが大セットでワンパターンの東映時代劇オンリーだった私の映画ファンの遺伝子は、今でも健在なようである。

 キネ旬の連載「戯画日誌」で増當竜也さんが、実にコマメにアニメを観ているのに感心している。多分、かつて「日本映画は全部(もちろんピンクも)観る!」と豪語して一時期は実行していた寺脇研さんと同様に、アニメ映画は全部観ているんじゃなかろうか。(その寺脇さんがあまりのアニメの氾濫に、「全部」から最初に外したのがアニメだったのは歴史の皮肉である)

 こういう「全部観る」という行為は、パターン・ルーチンワークに魅力を感じなければ、継続不可能だと思う。

 本数が多いといえばかつてのピンク映画だが、PGのSCREANING TV欄によれば、今月はチャンネルNECOで16本、日本映画専門チャンネルでは17本が放映されるが、何と!その全てが私の既見作品であった。ここ数年の公開作であること、再放送や再々放送が多いことから鑑みたにしても、私もコマメにピンクを拾ってきたんだなぁと妙に感嘆する思いである。

 PGのこの欄が更新されたのは今月の3日、J:COM番組表は遅くても前月の25日までには届くので、公開時題名などのチェックなどお手数なのは理解するが、せめて前月中での更新はお願いできないでしょうか。更新を首を長くして待っていて、蓋を開けたら未見作品ゼロというガックリ感から、そんな気持も湧いてきた。

 以上、「無い物を求めず、有る物の中で楽しみを見付けていく」私のGWの楽しみ方でした。

 5月1日(日)からGW終了の8日(日)までの、自宅観賞映画は17本の多数に至りました。

「悲しみより、もっと悲しい物語」「つきことしらたま〜ときめきダンシング〜」
「それいけ!アンパンマン 夢猫の国のニャニイ」「劇場版 あしたのジョー2」
「アイズ」「コキンちゃんとあおいなみだ」
「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」「モ’ ・ベター・ブルース」「ホラーマンとホラ・ホラコ」「それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン」
「劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ キュレムvs聖剣士ケルディオ」
「メロエッタのキラキラリサイタル」
「劇場版 ポケットモンスター ベストウィッシュ
                  神速のゲノセクト ミュウツーの覚醒」
「ピカチュウとイーヴイ☆フレンズ」
「トゥームレイダー ファースト・ミッション」
「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」「マザーズ・デイ」

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