５月が終わった。

　５月が終わった。ついに一本も映画を劇場などのスクリーンで観る事なく終わった。ＣＳ録画を中心とした見逃しやちょっと気になる作品の観賞と、プロレス懐かしの試合の録画などで、１ヶ月を過ごした。映画の友人・知人とも没交渉だ。要するに、過去と戯れるだけで過ごしたわけだ。

　緊急事態宣言も解除され、映画館も再開されるが、私の日常も再間となるだろうか。宣言なんてものは人の決めたものでウイルスとは関係ない。世間にウイルスがウヨウヨしなくなったわけではない。こんな中でも時は流れ、来月は誕生日が来て歳を一つ重ねる。もう高齢者であり、外出に恐怖を感じているのも間違いない。

　何年こんな恐怖が続くのだろう。映画も私の愛した「劇場芸術」から様相をかなり変貌させてきそうだ。後、何年も生きられるわけもなく、私にとっての映画と映画史は２０２０年をもってエンドとなり、過去を愛しみながら過ごす余生となるのだろうか。

　ネガティブに考えてもいたしかたない。今は「時間という名の魔術師」に委ねて、心静かに生きていくことにしよう。

　５月の万歩計累計１５２,２７９歩（日平均４,９１２歩）。

　３月以前は、ほとんど日平均１０,０００歩以上をキープしていた私だから、私の自粛度はこれで見る限りは、５０％以下ということになりそうだ。