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2019年12月07日16:53

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11月か終わった。そして師走が来る。

11月27日(水)  ユーロライブ  映文連 国際短編映像祭
                        映文連アワード2019

Dプログラム 語り継ぐべき記憶

「語り継ぐ受け継ぐ豊見城の戦争記憶」
戦後74年、沖縄地上戦の体験者の貴重な証言。今、残すことに大きな意義がある。(よかった)

「アナザーストーリーズ 運命の分岐点
           パク・クネ弾劾の舞台裏〜その時 韓国は沸騰した〜」
ジャーナリズムが権力を跳ね除け、ついにパク・クネ大統領が弾劾裁判で有罪に至る。ただ、アメリカのような正義感の発露というよりは、商業主義的スクープ合戦の果てというのが、少々ちがう。でも、護送船団式が主流の日本ジャーナリズムでは、実現しえなかった結果でもある。(よかった)

「BS12スペシャル 89歳ジャーナリスト 最後の問い」
89歳の現役最高齢TVディレクター・鈴木昭典の死の直前までの、3年半にわたる取材活動。広島・長崎に止まることなく、米核実験のニュージーランド、仏実験のタヒチへの影響にまで、被爆の実態を追い続けるエネルギーが凄い。(よかった)


Eプログラム 短編の未来形

「夏の夜の花」(高橋伸彰)
夫婦仲が悪く別居中の中華系の父母の間で、でも両親共に大好きで狭間におかれる4歳の男の子が、可愛らしくも切ない一編(まあまあ)

「VR職場」(高島優穀)
ひきこもり対策として、VRで職場を体験させるプログラムにバグ発生。優しいはずの上司がパワハラの嵐を開始する。ヴァーチャルの人格にもストレスが発生するとの、SFのアイディアとしては凡だが、ひきこもり対策と結び付けたのはユニーク。(まあまあ)

「獅子の道しるべ」(山本尚志)
東京で暮らしながら、夫の実家の茨城県石岡市に、妊娠を期に転居を薦められる妻。そして、東京に憧れる妻の弟。それを通じて石岡市の良さを再発見させようとする夫。ご当地映画としては、うまい狙いだ。(まあまあ)

「おべんとう」(矢野数馬)
おべんとうの手作り風景の手元だけが、リズミカルな映像と音楽で綴られる9分14秒の映像詩。それだけのことなのに、日常への愛おしさがシミジミと湧いてくる。(よかった)

「ミは未来のミ」(磯部鉄平)
高校3年の目標が定まらない若者の風景。何かもっとキラキラした青春が観たい。(あまりよくなかった)


11月28日(木)

 上野オークラ劇場

「美人弁護士 発情の悦び(坂本太)
女はすべて淫乱で、その誘惑には勝てないとの、男都合の女性観の典型的ピンクパターン、と思わせておいて女のしたたかさでオチをつけるが、これもパターン。「女弁護士 羞恥なぶり」の新版再映。(まあまあ)

「喪服未亡人 危険な戯れ」(北沢幸雄)
こちらも淫乱女の佐々木基子をもてあそぶ杉本まことの怪演が見物だが、最後はやっぱり女のしたたかさが勝つ。芸達者二人の競演は、やはり魅せる。「好きもの喪服妻 濡れた初七日」の新版再映」。(まあまあ)

「スペース・エロス 乳からのメッセージ」(国沢実)
地球を舞台に、侵略エイリアンと魔女集団が闘う高橋祐太の脚本を得ての、他愛ない国沢流ブっ飛び映画を、気軽に楽しめば良い。でも、最近の御贔屓里見瑤子嬢が、最近のAVからの進出ギャルの母親役が多いのはまだしも、祖母役とはさすがにそれ無いよね。でも、魔女に歳はないか。里見嬢もブっ飛びでノッてました。(まあまあ)


 UPLINK吉祥寺
「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」(シュリラーム・ラガヴァン)
盲目のピアニスト、実は盲目が芸術を深めるとのヘンな信条から、仕事中はコンタクト偽装で視力無しと見せかけていたら、殺人事件の「目撃者」となってしまう。そこから端を発するヒッチコックもかくやの、ワンアイディアハラハラドキドキサスペンス…。と、思っていたらあれよあれよの怒涛の展開で、話はさらにトンデモない方向に転がっていくが、そこから先は言わぬが花。インド映画でも踊りはないが、歌もタップリで138分が、少しも長く感じない。フィニッシュのオチのさりげなさも洒落ていた。(よかった)


 11月が終わって私の今年のスクリーン初鑑賞作品は297本。

 11月の万歩計累計314,793歩(日平均10,493歩)。

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