【小人について】
マイケル・J・アンダーソン演じる小人。英語表記ではThe man from another placeとなってますね。赤い部屋の住人です。オリジナルでは、小人が意味するものはさっぱりわかりませんでした。でも、この劇場版では自ら自分ことを「腕」だと言ってますねー。つまり片腕の男=マイク(アル・ストローベル)の切り落とされた左腕ということらしいです。
片腕の男=マイクはかつてボブ(フランク・シルヴァ)と一緒に殺人を繰り返していたようですが、ある日啓示を受けて改心し、その時に「FIRE WALK WITH ME 」と書かれていた左腕を自ら切り落としたと、シーズン1に赤い部屋で語っています。犯行を行っていた左腕を葬ったということですね。その際に切り落とされた「腕」が、なぜか自我を持って「小人」になった…。劇場版で、片腕の男と小人が同時に「私の痛みと悲しみを返してくれ。私のガルモンボジーアを」と言っているので、たぶんそういうことだと思われます。
【FIRE WALK WITH ME】
この劇場版の原題は『TWIN PEAKS FIRE WALK WITH ME』です。
よく出てくるこのフレーズ…。「火よ、我と共に歩め」そのままの意味だとこうなります。でも『ツイン・ピークス』は、そのタイトルの通り対をなすもの(例えばブラック・ロッジとホワイト・ロッジ)または、一つに見えるものが、複数の物事を表していることが多いです。「フクロウは見た目と違う」ということですね。例えば片腕の男と小人。ローラの表の顔と裏の顔。片腕の男と小人が言っている痛みと悲しみ(ガルモンボジーア)は、どうやらクリームコーンのことでもあるらしいです。また、おじいちゃんウエイターと巨人もセットで現れることが多いので、同じものだということでしょうね。
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