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2019年09月27日17:44

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2018年映画ランキング劇場鑑賞作品 6位〜10位

★2018年劇場鑑賞作品 6位〜10位

ペンギン6位 『菊とギロチン』

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(2018年 日本 監督:瀬々敬久 出演:木竜麻生 東出昌大 寛一郎 韓英恵 他)

舞台は大正末期。女性力士とアナキストという、奇妙な組み合わせを描いた映画です。…といっても、描かれているアナキストたちも、彼らが所属する「ギロチン社」も実在していました。そして女相撲もまた、確かに興業が行われており、当時は大変な人気で海外公演も行ったそうです。

ちなみに女相撲の興業とは、いわゆる「芸能」の意味合いが強かったらしいですね。興業は3部に分かれていて、1部は「相撲」、2部は「力芸」、3部は唄や踊りなどの「余興」だったとか。出演した女優さんたちは、大学の相撲部で基礎を学び修業したそうで、相撲のシーンはとても迫力がありました。

エネルギッシュで力強い作品ではありますが、とにかく189分と長いです。でも、不思議と長さは気にならず、物語に引き込まれていきました。

理不尽な社会を平等な世の中に変えたいと立ち上がった男たち。そんな男たちに虐げられて強くなりたい、自分の力で生きていきたいと女相撲の世界に飛び込んだ女たち。時代に翻弄されながらも、たくましく生き抜こうとする姿は愚直ながらも青春なのかな〜。

力作ではありますが、好き嫌いが分かれると思います。私は、歴史に埋もれてしまった若きアナキストたちを、女相撲(女性力士たちは架空の人物)と同時に鮮やかに蘇らせた瀬々監督の手腕は、買いますね。なので、この順位です。

・旦那のランキング 11位



ペンギン7位 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

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(2018年 米 監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ レベッカ・ファーガソン サイモン・ベッグ 他)

なんとなく惰性のように毎回観続けているこのシリーズでしたが、今回はマジで面白いと評判が高かったので、若干期待して劇場へ足を運びました。

…なるほど、よく出来てますねー(笑)トム様が撮影中に骨折したと聞いていたので心配していたのですが、アクションに次ぐアクション、たたみかけるような感じで圧倒されました。このシリーズ、アクションは基本的にブルーシートの前で演じるようなことはしないのだそうで、そりゃ骨折もするわなーって迫力でした。

あと、ストーリーが面白かったので、感情移入しちゃってドキドキ感満載でした。ただ、過去作品と繋がっているので前作を観ておいた方がいいかもしれませんね。劇中であまり説明がないので、ジュリアが突然出てきてもこれ誰よってなりますから…(笑)

作り手の、この作品に対する並々ならぬ意気込みみたいなものがひしひしと伝わってくるような出来で、十分満足できました。それにしても、レベッカ・ファーガソンとミシェル・モナハンは雰囲気が似てますねー。イーサン・ハントの女性の好みが分かるような気がしましたわ(笑)

・旦那のランキング 6位



ペンギン8位 『カメラを止めるな!』

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(2017年 日本 監督:上田慎一郎 出演:濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ 他)

まだ口コミでじわじわと広がり始めて間がないころ、旦那に「37分ワンカットのゾンビ映画だけど、予備知識は入れないで観た方がいいよ」と言われて劇場へ足を運びました。なんじゃそりゃと思いましたけど、客席はほぼ満杯。しかも、すでにリピーターっぽい人が何人かいたようです。(狙いすましたような笑い声がしてました)

面白かったですねー。劇場でお腹を抱えて笑った笑撃度は、生涯映画を観てきた中で、この作品がいちばんかもしれません。チープさもはばからず、斬新な構成が光りました。内田けんじ監督が出てきた時の「おっ、これは!」っていう感覚を思い出しましたねぇ。

でも、観た時は絶対トップ3には入るなって思ってたんですけど、ランク付けの段階になって、他の作品よりも印象が薄かったんですね。とても計算された、緻密な作品なんですけど…。いろんな意味で破壊力のあるいい映画だとは思いますが。。。

…でも、もう少し上の順位が妥当だったかもしれませんね。久しぶりに勢いのある邦画を観た気がします。

・旦那のランキング 3位



ペンギン9位 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』

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(2017年 英・アイルランド 監督:ヨルゴス・ランティモス 出演:コリン・ファレル ニコール・キッドマン バリー・コーガン 他)

う…、相変わらず気持ち悪いこの感じ…。この監督さんの作品は、設定がぶっ飛んでいる上に、よくわからないんですよね。でも、なぜか惹き込まれて観てしまう。不思議な魅力のある作品が多いです。

今回は、わりと観やすい設定から始まったのですが…。途中から???なことに(笑)

ランティモス監督って、ギリシャの出身だそうで、この作品の中にギリシャ悲劇(神話)の一端が出てきます。たぶん、そこにヒントがあるのでしょうが、よくわかりません。

家族4人で幸せに暮らしていた心臓外科医(コリン・ファレル)が、ある少年を家に招いたことから奇妙な出来事が起こり始めます。『聖なる鹿殺し』…つまり、神(女神)承認の鹿殺し(復讐)のことかなと勝手に想像するのですが…。外科医一家が徐々に追い詰められていく様が淡々と描かれていて、ホラーですよね、ホント。究極の選択を迫られる主人公を、あんぐりと口を開けて観ているような感じでした。ただ、もう少し説明があってもいいかなと…。

やっぱりこの監督の作品は、人にはおススメできませんねー(笑)

・旦那のランキング 15位

 

ペンギン10位 『クワイエット・プレイス』

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(2018年 米 監督:ジョン・クラシンスキー 出演:エミリー・ブラント ジョン・クラシンスキー ミリセント・シモンズ ノア・ジュペ 他)

劇場で久しぶりに観た怖い系の作品です。「音を立てれば即死」という問答無用のルールを強いられた一家の物語。

この作品は、地球が「何か」に襲われて壊滅状態になってから87日目、472日目、473日目という3日間しか描かれません。時間も90分とホラー映画の王道をいくような短さです(笑)

音を立ててはいけないというシチュエーションも分かりやすく、主要登場人物は4人、映画全体を通しても全部で6人と実にコンパクトですね。「何か」が盲目で、音にしか反応しないというのは明白なので、合図に色を上手く使っていたり、音を出さないように生活する様々な工夫が面白かったです。

主演のエミリー・ブラントとジョン・クラシンスキー監督は実生活でも夫婦なのだとか。長女が聴覚障害者であるため、家族が手話で会話をするという設定も活きていました。演じたミリセント・シモンズは、聴覚障害のある女優さんなのだそうです。

常に命の恐怖にさらされながらも、静寂の中懸命に生きようとする家族の絆は感動的ですね。なんか、観てる私も息をひそめながら観てしまいました。やっぱりホラーはシンプルな方がいいですね。

・旦那のランキング 13位 



★まとめです。

ひよこ2018年劇場鑑賞作品映画ランキング
6位『菊とギロチン』
7位『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
8位『カメラを止めるな!』
9位『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』
10位『クワイエット・プレイス』

・1位〜5位はこちら
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・11位〜13位はこちら
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・14位〜16位はこちら
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