あまり芸能ネタを注視する事は無いのだが今回の吉本騒動には注目している。
先日のどえらい内容になった当事者による会見から急遽自分の番組での生放送で松本氏の事態収束を図る発言がなされ、吉本の看板芸人の努力で事態はまぁまぁの形で決着が付くのであろうと思われた。
ところが今朝になって極楽とんぼ加藤氏からの同じく自分の番組での怒気を孕んだ会社批判によって事態は一転。今日の午後に行われた吉本の社長自らの会見が日本中の注目を集める事に。
何故このタイミングでこの人に会見を任せた?
会見を見た全ての人の頭に浮かんだ言葉であろう。
日本を代表する芸能プロダクションともあろうものがいくらなんでももう少しマシなお膳立てが出来なかったのだろうか。
今回の一連のトラブル、覚悟を決めた会見をしたとはいえ一番の根源は本人たちの言うとおり保身からついた嘘が原因であることは間違いない。
とはいえ吉本側も歴史の長い芸能プロゆえにかつては極道とズブズブな関係にあったことなどかなりのレベルで知れ渡っているであろう。
しゃべりのプロと経営のプロでは発言に差が有るのは当たり前とはいえ、このドタバタ劇を急転直下収束できるチャンスに何故人一倍回答能力が低いこの社長に任せると言う判断を下してしまったのであろう。
係わり合いの無い芸能事とはいえ何故なんだろうと思いながら会見を見ていてふとデジャブを感じで思い出した。
我が親方東電の原発事故直後から続く不祥事に関わる会見でも同じ事を思ったのだった。
優秀な人材に事欠かない組織であるのに何故こんな者を会見に立たせる?
あの頃感じたジレンマを懐かしく思い出したのでありました。
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