昨夜いきなり奥さんからカミングアウトされた「胸のしこり」
大腸がんが握りこぶし大になるまで気がつかなかった自分もアレだが「なんじゃこれは?」と思いながら放置し続けたうちの奥さんもそうとうである。
本人から聞いた話と検索した情報からするとしこり=癌と言うわけではないらしい。
それでも自分たち50オーバーな世代の発癌率は高いので仕事を休んで自分がお世話になった病院で検査を受けてくるように言いくるめた。
「なんか検査って痛いことされそうで嫌だなー」などとのんきな事を言っているがはっきりしてもらわないとこっちがたまらない。
自分ががんを患って「へタすりゃ死ぬかもなぁ…」となった時は驚くほどドライに受け止める事ができたが他人のは堪える。
師走に入った今日、月曜にしては多い交付件数をこなしながらも気が気ではなかった。
人間こういうときはネガティブな思考に頭を支配されがちである。
食事も取らず急いで帰宅した自分を待っていたのはのんびりソファでTVを見ている奥さんだった。
「なんかねぇ心配ないみたい。マンモグラフィーと問診だけで血液検査もしてないよ」
一応来週エコー検査もして結論を出すらしいが、ほぼ乳腺の炎症だろうとの事。
…高いびきで爆睡する本人の横で悶々として寝付けなかった昨夜の俺を返してくれ。
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