あなたにとって価値のあるものは何ですか?
その質問にどう答えるだろうか?
聞き方によっても回答者の考えは揺れ動く。
・一番価値のあるものひとつだけ
・自分が価値と思うものはすべてOK
こういう質問を子供にすると面白い結果が出ることだと思う。
おもちゃにおかしに好きな食べ物に、果てはよく分からないもの、例えば、ただの枝なのだが、ちょっと形が普通と変わっていたら、これは価値があると思ったり、と。
大人にはきっと、理解できない価値観が子供にはある。
そして、大人になれば、どの階層にいるかで大いに変わってくる。
金で全て解決してきた拝金主義者は「金」と言うだろう。
家族を持っている人間は、家族と答えるだろう。
仕事が天職だと思っている人は、自分の仕事を答える。
それから生死の狭間にいる人は自分の命と答える。
何かしら普通の人は出てくる。
逆に普通じゃない人は何もなかったりする。
たとえ自分の命でさえ価値なんてない、とね。
価値を測るものさしは、人それぞれ目盛りが違う。
価値あるものをたくさん持っている人はその目盛りの間隔が短いのだ。
価値感を感じられない人は、その目盛りがなかったりする。
測れないわけだ。
だから、価値が分からない。
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